バラの花びらは何枚か?

私と同じ「ユキコ」という名前のバラです。

母と今は天国で暮らす祖母が、「ユキコ」の苗を発見して以来、母が育てています。
ユキコは遅めの開花ですが、この時期は、いろいろなところでバラがキレイに咲いていますね。

上のバラは、母の記憶では「ピエール・ドゥ・ロンサール」。
「ユキコ」より2,3週間早く咲きます。
モリモリと花が付くので、近所に住む妹や私の家にも、おすそ分けが来ます。

それにしても、花びら、何枚あるんだろう…

ということで、飾り時を過ぎた花で、娘と一緒に数えてみました。

ピエール・ドゥ・ロンサールその1…48枚
ピエール・ドゥ・ロンサールその2…41枚

ただ、
飾る前に、外側の虫食い花びらを、数枚(何枚だったか覚えていない)はずしたので、
残念なことに、これは正確な枚数ではなくて…。
50枚くらいかな?

本当は何枚なんだろう、と思って調べてみると、
「ピエール・ド・ロンサール」の花びらを数えた方のブログがあって、
“1個目の花は68枚、2個目の花は78枚、だった” そうです。
あれ? 私たちの結果と結構ちがうなぁ…
「イブピアッチェ」というバラの花びらを数えた方もいて、

“カタログには、70~80枚と書いていたけれど、実際に数えてみると70枚でした”
と書かれていました。
「花びらは〇枚」と決まっていないバラも、あるのかぁ…

花びらを1枚も見失わないようにして数えるには、どうしたらいいかな?
「咲く前にバラバラにするのはかわいそう…」という娘の意見も、その通りです。
何個も数えてみたら、わかるかな?
…来年のバラの季節までに、作戦を考えます。

調べたついで情報ですが、
花びらが20枚以上のバラを「八重咲き」、
30枚以上の品種は「完全八重咲き」と言ったりするそうです。

<6月1日追記>
このブログを読んだ母から「おすそ分けの前にも、汚れていた花びらを“何枚か”取り除いた」と連絡がありました。
ということで、「ピエール・ドゥ・ロンサール」その1とその2の花びらは、さらにもう少し多かったようです。

《掲載》親子で楽しみ育む“実験あそび”の時間

大阪市の子育て家庭を応援する「親力アップサイト」に、記事を掲載していただきました。

親子で楽しみ育む“実験あそび”の時間
 その1「遊びの大切さと科学」
 その2「どうして?と質問されたら」

タイトルをクリックしていただくと、大阪市のホームページが開きます。
ぜひ、ご一読ください。

「花火を見た時の人間の心身の変化」についてのアンケート(お願い)

20年以上前から取り組んでいる「花火と化学」の研究・活動がどんどん発展して、「花火を見たら元気になると言われているけれど、本当?」を検証する研究に参画させていただいています。

実は、花火を見たとき、人の心身にどのような影響が与えられるかについての実証的研究はほとんどありません。
まずは、花火を見た時の人の心身の変化を具体的に捉える研究において、どのような心身の側面にアプローチする必要があるかについての見通しを得るため、アンケート調査を実施しています。

アンケートは、沢山の方にご協力いただくことで、より安定した分析が期待できます。
このブログをご覧いただきました皆様にも、ぜひアンケートへのご協力をお願いいたします。

「花火を見た時の人間の心身の変化」アンケート入力フォーム
   https://forms.gle/mr2PWECv2arN1A6Z7

・このアンケートは、googleフォームを利用しています。
・個人情報の収集はありません(属性報告のための年齢、性別のみお伺いします)。
・対象は、中学生以上の方です。
・このアンケートの終了は5月末を予定していますが、回答数によって前後することがありますので、その点、ご了承くださいませ。
・その他、連絡先等については、アンケートフォームにてご確認ください。

◆研究プロジェクトメンバー
古賀 章広(葛城煙火株式会社 代表取締役)
岩本 雄二(葛城煙火株式会社 営業部)
岳川 有紀子(こどもサイエンスプランニング 代表)
鈴木 直人(同志社大学・名誉教授)
辻 弘美(大阪樟蔭女子大学・教授)

ひし餅を3つに分ける方法

お雛様のシーズンだけ買える、ひし餅。
娘の大好物で、今年は5つ、買いだめしました。

この日は、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に、4人で食べます。
「なかよく4つに分けてくれる?」とお願いすると、こんな感じになりました。


ですよね、という切り方です。
くっつくので、思うようには切れなかったけれど、仲良く4人でいただきました。
今年のひし餅も、おいしいです。

また別の日。家で食べます。
我が家は3人家族。
「今日は、3人で仲良く食べられるように、切ってくれる?」と娘に依頼。

みなさんなら、どうやってカットしますか?
私が頭の中で考えたのは、こちら↓(頭の中にあった絵を、書き起こしてみました)


2回の直線カットでOKなので、超ラクですよね。
ちなみに、このひし餅は、「ひし形」ではなくて「平行四辺形」なんです。
工場でカットするのが、ラクなんでしょうね。

娘はまず、設計図を書き始めました。

余談ですが、設計図は1才の誕生日におばあちゃんに買ってもらった、磁石を使ったお絵かきボードを使っています。6年経っても、ちょっとしたことを書くときに使える便利アイテム。まさかこの年になるまで使うとは、思ってもいませんでした。

まず半分に切って、…それぞれを3等分。
合計6カット作って、ひとり2カットづつ食べられる、という方法です。
たくさん切らなきゃいけないけど、「仲良く分ける」という目標は達成できそうです。

設計図を見ながら切る線を引いてから、カット。

そして、6等分したひし餅を、2こづつ分けている途中で、さらに娘の大発見!
「この2つを、こうやっておくと、ひし餅の形にもどるで!!」

なんとー!
母、完敗。。。の気分です。

子どもの自由な発想、考える時間、失敗もOK!
大人がそれらを保障してあげることの大切さを、ひし餅を通して、改めて感じました。
次は、5人でひし餅を食べてみようかな(笑)

シンポジウム「乳幼児期のクリエイティブな思考を育む物的・人的環境の創造」の開催(ご案内)

標題のシンポジウムを、
2021年3月7日(日)にリアルタイムシンポジウム(zoom)
2021年2月20日(土)~3月14日(土)に事前オンデマンドシンポジウム(YouTube)
として開催いたします。

私も参画している関西融合型科学研究組織連合(KSRUG)が、企画・運営の協力をしています。
幼児期の科学的な活動(自然の「もの」や「こと」)、算数的な活動(「かず・りょう・かたち」)にご関心のある方は、ぜひぜひご参加ください。
ご参加には、申し込みが必要です。

詳細・申し込みは、関西融合型科学研究組織連合(KSRUG)のホームページの「お知らせ」欄をご覧ください。
 関西融合型科学研究組織連合(KSRUG)ホームページ
 https://sites.google.com/view/ksrug

以下、シンポジウムのちらしより抜粋ーーーーーー
 2020年3月に乳幼児期から低学年児童期の自然の「もの」・「こと」及び「かず・りょう・かたち」と関わる乳幼児の思考力の特性は何なのか、乳幼児期に芽生えた思考力が低学年児童期にどうつながっていくのか、また乳幼児期のクリエイティブな思考を低学年児童期につなげる物的・人的環境とはどんなものか、をテーマとした国際シンポジウムを企画しました。未曾有のコロナウイルス感染拡大により、大型の集会を開催できませんでしたが、当日は国外からEsme Glauert氏を、国内から溝邊和成氏・岡部恭幸氏をお招きしてシンポジウムを開催し、その講演の模様を無事、収録することができました。
 そこで本シンポジウムでは、2020年に企画した講演をオンデマンド配信し、その講演内容を踏まえてZoomを用いたリアルタイムでの小グループ討議、さらには総合議論を行います。国内外の研究者、保育者・教師・教育行政の方々、このテーマに関連した教育活動を行っておられる団体の方々、学生・院生が集い、議論を深めたいと考えています。皆様のご参加をお待ちしております。
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食器洗いの進化

娘の冬休み中のお手伝いの1つが、「しょっきをあらう」でした。
自分で考えて、決めたお手伝いです。

せっかくのヤル気を大切にしてもらうために、
できるだけ口出ししないことにしよう!と決めました。
そのための私の作戦は2つ、
・食器の少ない朝ごはんの食器洗いをお願いする、
・割れたら悲しい大事な食器は、先に私が洗っておく、
でした。

洗った食器の置き方に興味深い現象と変化があったので、3枚の写真でご紹介します。

まず、1日目。
朝は食洗器を使わないので、洗った食器は食洗器の中に置きます。
こんな入れ方…↓
お皿は、使う時のように上向きで置くんですね。
しかも重なってるし。
スプーンは、先を下に向けて入れるんだ…。
ある意味、私にとっても発見です。

「できた~」という達成感の声には、
もちろん「ありがとう、お疲れさま」と声をかけて、
20分くらいしてから、こっそりお皿を伏せて置き直しました。

食器洗い3日目。
洗った食器を食洗器に置きながら、
「うーん、これだと水がたまっちゃうなぁ」と呟きながら、
何度も置き直してます。
「気付いたか!」と私もワクワクしながらこっそり見ていましたが、
私のマグカップには、最後まで「ん~」と悩みながらも
「よしっ!」と言って完成した状態がこちら↓


教えていないのに、かなり進化しました。

食器洗い6日目。
もう普通すぎて、こう言ってしまうと失礼ですが、おもしろくありません。

人生で1度しかない「初めてのこと」からの進化を目の当たりにでき、興味深いお手伝いでした。
大人にとっては当たり前のことでも、子どもの行動、その変化を観察してみると、
斬新で、そして、愛おしいものですね。

木星と土星の大接近

2020年12月21日の夕方、397年振りに大接近しているという木星と土星を、
手作り望遠鏡で観察しました。

西の空に望遠鏡を向けて覗くと、確かに、木星と土星が見えます。
こうして同じ視野にこの2つの星が見えることが、とても珍しいのだとか。
土星の環っかも、なんとなく見えます。かわいい~。
木星の衛星も4つ、見えました!

この感動を残したくて、目の代わりに、スマホのカメラのレンズを当てて…、
息を止めて…(案外、重要でした)、パチリ。
人生の記録なら、この程度でもOK!という写真が、なんとか撮れました。

像は上下左右が反転しています

娘は、日記とえんぴつを持ってきて、スケッチ。


望遠鏡を覗いていると、近所の人たちが集まってきますね。
小学校1年生の子たちは、「木星ってなに?」
「木星って木曜日のやろ」と言いながら、望遠鏡を覗いて「うぉ~」。

大人の人は、かつて、ふたご座流星群で、すごい数の流れ星を見たことを
教えてくれました。

木星と土星のように、近所のみなさんと、ほんのすこし近付き、繋がり、
寒いけれど、ステキな時間でした。

次に木星と土星がこれほど近づくのは、2080年だそうです。
私は見れない…かな。
と思うと、やっぱり人生の記録程度のこの写真も、大切に思えてきます。

太陽を感じるお喋り

夕方5時には、もう暗くなってしまう今日この頃。
小さな子どもも、日々の空のようすや太陽の動きの違いに、興味を持ちやすい季節です。
1年の中で最も早い日の入りの時刻は、大阪では16時47分(◆)。
今年は11月30日から12月10日の11日間が、いちばん早く夜がやってくる期間です。

最近は暗くなるのが早いなあということは、小さな子どもでも気付いてるかも。
気付きを言葉にして、といっても、難しい言葉ではなくて、
「5時なのに、もう真っ暗だねえ」とか、
「夏は、7時くらいまで外で遊べたのにねえ」と、窓の外を眺めながらお喋りする…、
そんな親子の会話が、いい始まり方なのかなと思います。

12月4日の日の出

朝も、7時前後に太陽が出てくる時期です。
起きている子どもも、多い時間ですね。
山の向こう、建物の間、どこから、どんなふうに太陽が出てくるか、
そもそも、毎日、太陽が出てくるのか…、観察のチャンスです。
もしかしたら、太陽が出てくる位置(方角)が、すこしづつ変わっていることに
気が付くかもしれません。
太陽が出てくる前から空が明るくなり、空の色が変化していく様子も、
ステキですし、おもしろいですよね。

大切にしたいのは、本物の体験や観察、そして、そのときの気持ちです。
忙しい朝や夜の時間帯ですが、外に、空に、目を向けて、
この季節ならではのお喋りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
日常の経験や言葉の積み重ねが、いつか、「自分は宇宙の一部なんだ」、
というような実感に繋がっていくと思っています。

◆国内各地の毎日の日の出・日の入の時刻を知ることができます(国立天文台)
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2020/dni28.html
日の出は、年明け1月4日から1月11日までが最も遅く、大阪では7時06分です。

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この記事は、2020年12月6日(日)配信の堀江ジャンクションメールマガジンに書いたものを、許可を得て、一部を編集して掲載しました。「堀江ジャンクションのメールマガジン」にご興味のある方は、こちらから配信方法をご確認ください。私もときどき、記事を書かせていただいています。

七五三の服・2代目

少し早いですが、娘の七五三のお参りに行ってきました。
7才は、帯解き(おびとき)という、子ども用の紐付きの着物から、
帯を締める普通の着物に替わる節目の儀式に由来しているそうです。

我が家の場合、着物は写真だけで、お参りは洋服で出かけます。
娘が着るこの洋服、実は38年前、私が七五三で着た洋服です。
転勤族で何度も引っ越しを経験してきたのに、
キレイな状態で38年間も持ち続けていた両親に、
驚くやら、感心するやら、感動するやら。
娘の3才の七五三のお参りも、私が3才の七五三で着た洋服でした。

私にとっての七五三は、娘の健やかな成長を祈るとともに、
この洋服を眺めながら、改めて両親へ感謝する日、感謝を伝える日でありたいと思ってきました。
そして、「もの」についての在り方を改めて考えるきっかけにする日としても。
欲しかったら買う、いらなくなったら捨てる、
…よりも、豊かな気持ちになれる方法があるのではないかと。

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この記事は、2020年10月11日(日)配信の堀江ジャンクションメールマガジンに書いたものを、許可を得て、一部を編集して掲載しました。「堀江ジャンクションのメールマガジン」にご興味のある方は、こちらから配信方法をご確認ください。私もときどき、記事を書かせていただいています。

消しゴム+色えんぴつ→とけました

お出かけ用の娘のペンケース。
いつでもどこでも絵を描いたり、工作できるようにと、えんぴつの他にも、
携帯用ハサミ、色えんぴつ、消しゴム、がドサッと入っています。


先日、お出かけ前にペンケースの中を確認していたら…
「消しゴムに色ついて、ベタベタしてる~!」と娘。
色えんぴつの方も、コーティングがとけてます…


経験のある方も少なくないと思いますが、
消しゴムとプラスチックを、
まあまあの時間、接触させてたら、あかん
というやつを、やってしまいました。
この色えんぴつのコーティング材は、プラスチックか…

普通の消しゴムは、「ゴム」という単語は入っていますが、
今ではもう「ゴム」は使われていなくて、
ポリ塩化ビニルというプラスチックで作られています。
ポリ塩化ビニルは硬いので、
ゴムのようにやわらかくするために「フタル酸エステル」という物質を混ぜます。
(研磨剤として炭酸カルシウムやら着色材も含まれています)

この「やわらかくするためのフタル酸エステル」が、今回の犯人
接している他のプラスチックをも、やわらかくしてしまう…という。

こうなったら、もう元には戻せないので、
色えんぴつのベタベタ部分にはシールを貼り、
消しゴムは“ゴム”全体が収納できるペンタイプに交換、
しました。