エルメスの子ども向けワークショップ「petit h―プティ アッシュ」に参加しました

エルメスの子ども向けワークショップ」と聞いただけで、
なんかすごそう!これは参加してみたいぞ!と思い、
しかも会場が、大阪中之島美術館と、家から1時間もあれば行ける距離。
モノづくりが大好きな娘のために、申し込み開始時刻を待って、ぽちぽちしました。
希望の日時をぽち!
よし!
ええ!!!LINEの友達になっておかなあかんかったん?!
(ちゃちゃっとお友達登録…)
あれ~選択した日時がキャンセルになってる(泣)
もう1回、日時選択に戻って…
あれ~!!もう、どの日時も満席!!
この間、20~30秒ほどでしたね。

誰かキャンセルしないかな~(ぽちぽちぽち←更新ボタンを押し続ける)
あ!キャンセル出た!
ボチっ!
と、習い事のある日時でしたが、毎週の習い事よりエルメスやんね、
と、なんとか予約が取れました。

学校から帰った娘に「エルメスのワークショップ、予約したよ~」と報告すると、
「エルメスってなに?」
…そりゃそうですよね。
そこで、エルメスのホームページを一緒に見て、
「このバッグ、400万円やで~!」
「わんちゃんのリード、13万円やって!」
「ページ読み込んでるとき、馬がパカパカするで!」
とまあ、これがエルメスと娘の出会いでした。

さあ、いよいよワークショップです。
会場のデザインが素敵!さすがエルメスやな~と期待が膨らみます。
子どもだけの参加で、保護者は中に入れてもらえません。
何をどんな風にやってるか、さっぱり見えません。

30分後、子どもたちが出てきました。
こいのぼりを持っています。
「どうだった~?」
…「簡単すぎた」
「もっと自由にいろいろ作れるんかと思った」
「作るものも、貼るものも決まってて、あんまおもしろくなかった」
「もう、子どもの日、終わってるのに鯉のぼりって何で?」
それでも、
「青色系で統一することにした」
「できるだけ大きなの、付けてきた」
「これ、スカーフの切れ端やで」
と、自分の工夫を教えてくれました。鱗の部分は革です。

リサイクルファクトリーで材料や道具を自由に選んで、好きなものを作ります

どうも、私の説明を聞いて、大阪の堺市にあるビッグバンという施設の、
廃材を使って自由に工作できるスペース「リサイクルファクトリー」を
思い描いていたようです。
モノづくりが好きな娘は、このコーナーが大好きなんです。

なお、同じ時期、「プティ アッシュ(petit h)」の展示も公開されていました。
こちらは、エルメスの「プティ アッシュ」で活動している方たちがクリエイトしたものや、
それらの材料などが置いてあり、その考え方も素材も作品も、とても素敵でした。

きっと娘は、これくらい自由に、自分の思うままに何かを作り出したかったのだろうと思います。
エルメスさん、よかったら娘の正直な感想、次のワークショップの参考にしてやってください。
そしてまた、一流の素材や感性に触れられる素敵な機会を作ってもらえたら嬉しいです。

エルメス petit h―再創造のものづくり
 https://www.hermes.com/jp/ja/story/192546-petit-h-event/
#「プティ アッシュ(petit h)」は2010年に誕生した、エルメスのメチエ(部門)のひとつ。他のメチエとの一番の違いは「さかさまのクリエーション」と呼ばれるものづくりをしていること。つまり、“つくるもののために素材を集める”のではなく、“集まった素材から創造する”メチエなのです。
集まってくるのは、レザー、シルク、クリスタル、陶器、馬の毛、金属など、他のメチエで使われなくなったものたち。ものづくり、素材の再利用、サステナビリティをテーマに、職人やアーティスト、デザイナーよってさまざまな素材が組み合わされ、思いもよらないクリエーションが生み出されます。