「デザインあ」展

2020年2月11日まで、滋賀県の佐川美術館で「デザインあ」展が開催されています。
我が家は毎朝7:25から5分バージョンの「デザインあ」を見てから保育園・仕事に行く、という家族全員「デザインあ」ファンです。
当面、関西方面での開催が無いようなので、片道2時間かけて出かけてきました。

「デザインあ」らしい展示が並んでいます。
お客さんも、老若男女いっぱいです。

デッサンあ」では、テレビと同じように、信楽焼のたぬきをみんなでぐるりと囲んで描きます。
描いたあとはスキャナーで読み込んでもらい、これまたテレビでやっているように、各方向から描いた絵を壁に大きく写してくれました。

自分が歯車になり、歯車がかみ合う感覚を体感(大人も楽しめます)。

娘も大好きな「」も描けます。でも人が多すぎるので、紙だけお持ち帰り。

娘に「どれがいちばん楽しかった?」と聞くと、「くうかんの入口」というものでした。
猫の入口に入ろうとしていますが、どうしても肩が入りません。
でも猫の気分になれる事が楽しいようで、長い時間、ここにハマっていました。

その間、観察していると、3才くらいの子どもでも、猫の入口のサイズを見ただけで「ここは、はいれない」と言って、試さずに通り過ぎていく事が多くてびっくりしました。
自分のサイズ感がわかってる、頭の中で比較できている、ということですよね…。

子どもってすごいなぁ。

滋賀まで来て、私たちの好きな「デザインあ」には、たくさんのファンがいることがわかりました。
それは「デザインあ」が、日常をデザインという面から見て、斬新な手法で、私たちに新しい気づきや感覚、考え方を提案してくれているからだと思っています。
なんだか全般がおしゃれなのも、見たくなる理由だろうなと思います。
そんな「デザインあ」を、「展示」という手法で、立体的に見ることができた・体験することができたことに、テレビとは違う価値を感じました。

ただひとつ、もし私がこの展示の企画に参画させていただくことができるのなら(そんな大それたことは無いと思いますが)、
「触って良い展示」「触ったらダメな展示」を、「展示デザイン」として駆使することで、わかりやすく・気持ちよく伝える、ということを考えたいと思います。
ほんとに、子どもも大人だって、触りたくなるように作られているんです。
しかも、触れる距離に、触れるように展示してあるんです。


でも、触ったらダメなんです。
触ったらダメマークが描かれているちいさーなプレートがおしゃれに端っこに置いてあるだけなんです。
ちょっとでも触れば、スタッフが「触らないようにお願いしています」と言ってくれるのですが、娘は、叱られているように感じて、どんどん委縮…。

たぶん、「展示デザイン」で、もっとわかりやすく、伝わりやすくなると思うんです。
そうしたら、子どもだって注意されることなく、委縮することなく、触って良いものはのびのび触って試し、見るだけのものはじっくり見る…。

もしかしたら、それこそ「デザインあ」展が、今後、目指していかれるものなのかもしれません(勝手に今後の抱負を考えて、すみません)。

家族みんなで、これからの「デザインあ」も楽しみにしています!