こどもサイエンスプランニングの思い

サイエンスは難しい、小さなこどもにはまだまだ…と思っているのは大人だけかもしれません。

小さな子どもたちにとって大切なことは、その子の興味・関心に基づいて、遊び込む経験を積んでいくことです。

遊びの中で自由な試行錯誤を重ねることによって、「チャレンジする力」、「考える力」、「没頭する力」、「がんばる力」、「くらべる力」、「伝える力」などのチカラが、幼児期にぐんと発達すると言われています。

こうした力は、将来、理系に進む進まないに関係なく、論理的・客観的な思考、説明ができるようになるために、だれにとっても大切な力です。

そして、さまざまな試行錯誤の可能性が溢れる遊びは、サイエンスの得意分野です。サイエンスも、小さな子どもにとって、身近であり、とても楽しい遊びの題材になります。

こどもサイエンスプランニングは、小さな子どもたちの早期英才教育としてではなく、 小さな子どもたちが安心して科学遊びを楽しみ、保護者のみなさんも子どもの発見に感動できる、そんな空間・環境を作るお手伝いをさせていただきます。

そして、「楽しくてよかったね」だけで終わることなく、実践研究としての側面を持つことで、この活動が、世界中のこれからの小さなこどもたちにとって、真に役に立てることを目指しています。

大阪の科学館で、21年間に渡り学芸員として科学教育に取り組んで参りました経験を、小さな子どもたちのためにお返ししていけたらと思っています。

こどもサイエンスプランニングでは、大学やミュージアム、保育園のみなさまなどとともに、幼児期における科学活動の重要性についての実践研究を行っております。エビデンスとして、実践研究のご協力をお願いさせていただく場合がございます。何卒ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

↓ なぜかブログがこの下にも表示されてしまうのですが、ご了承ください。

大阪樟蔭女子大学研究紀要論文「花火を見た時の人間の心身の変化をとらえる」の公開

2021年にこのブログでもご協力をお願いしていた、「花火を見た時の人間の心身の変化」の研究。
2022年度に大阪樟蔭女子大学の研究助成をいただきまして、この度、その研究紀要が公開されました。
PDFでダウンロードしていただけますので、ご関心のある皆様にお読みいただけましたら幸いです。

2022年6月に開催した-花火とココロの関係を紐解く- 花火シンポジウム・ワークショップのようす
 

「花火を見た時の人間の心身の変化をとらえる : 主観的指標の視点から」
 大阪樟蔭女子大学リポジトリ 研究紀要13
 http://id.nii.ac.jp/1072/00004819/

多くの方にご協力いただいたアンケート、718回答において、
心理学がご専門の辻弘美先生、鈴木直人先生の分析により、
花火に対する身体反応は、ポジティブ感情、ネガティブ感情と、それぞれ独自に関係する主観的な身体的反応を生じさせている可能性が示唆されました。

花火を見ているとき、私たちの心と体に何が起こっているのか・・・
今後の研究に、どうぞご期待ください。

ーーーーー
2021年4月19日のブログ
「花火を見た時の人間の心身の変化」についてのアンケート(お願い)
http://www.child-science.com/20210419/

缶バッジの印刷はツブツブ

仕事で、キッズプラザ大阪にお邪魔しました。
去年2022年の12月11日に「入館者累計1000万人を達成」というニュースをお聞きになった方もいらっしゃるかと思います。

打ち合わせの後、その1000万人の記念缶バッジをいただきました。

家に帰って娘に見せると、「キラキラしてる~」と言いながら取りに行ったのは「虫めがね」。
虫めがねで缶バッジを見ています。
何でも、大きくして見るとおもしろいよね、と思いながら片付けをしていると、
「ママも見てみ!」と、缶バッジと虫めがねを貸してくれました。

何か特別なものが見えるのかな?と思って覗いてみましたが、はて・・・?

「ちがうちがう、こっちの大きく見える方」
と、柄の方にある、倍率が大きいレンズの方を見るように、と。
「ほら、いんさつのツブツブが見えるやろ!」

はあ!!それですか!

「缶バッジも、ツブツブでいんさつしてるんやな~」と、以前、本で読んだことを、缶バッチでも確かめていたのでした。

缶バッジの続きの会話もありました。
娘「1000万の次は、1億やね!
私「1000万を、何倍したら、1億になるんだっけ?」
娘「ゼロが1つ増えるから・・・10倍!」
私「1000万人まで25年くらいかかったらしいよ。ということは、1億人になるには…」
娘「・・・250年?!」
私「かもね!でも最近、お客さんたくさんらしいから、もっと早く1億人になるかもよ!」

みなさんも、ぜひ、遊んで学べるこどものための博物館「キッズプラザ大阪」にお出かけください。

ちなみに、上記の会話にはさらに続きがあるのですが、
娘「キッズプラザ大阪ってことは、キッズプラザ東京とかもあるの?」
私「キッズプラザは、大阪だけだよ~」
娘「キッザニアみたいに、日本とか世界とか、いろんなところにないの?」
私「キッズプラザは、大阪だけやな~…今のところ」

キッズプラザが世界に広がったらいいなと思いますが、今のところ大阪にしかありませんが、大阪駅から1駅(天満駅)なので、大阪にお越しの際は、ぜひ。

アドベントカレンダーで子どもの成長を楽しむ

アドベントカレンダー は、クリスマスまで1日1個、合計24個の窓をひとつずつ開けていくカレンダーです。
お菓子が入っているのをよく見かけますが、今年はお友達に教えてもらったLEGOのアドベントカレンダーにしました。

アドベントカレンダーは、
「いいもの」が入っているのに、1日1つしか開けられない…という、魅惑のカレンダーです。
子どもでも大人でも、誘惑に負ける=1つ以上開けてしまう、ということ、あるあるですよね。

子どもにはその目的を伝えるものの、楽しむものなので、「絶対1日1つ!」「厳守!」でなくても良し、と思うことにしています。
親としては、わが子がどのくらいその誘惑に勝てるのか(負けちゃうのか)を見守れる、おもしろいカレンダーと言えるかも。
年々続けていくうちに、子どもの成長が感じられそうです。
つまり、誘惑に勝てるようになったり、アドベントカレンダーに興味を持たなくなったり(ちょっと寂しい)。

ちなみに、LEGOのアドベントカレンダー、お勧めです。
LEGOの小さなパーツは、LEGOショップでもそれだけでは売っていなくて、
パーツを売っているサイトでは、あれもこれもとポチポチしているうちに、結構な値段になってしまいます。
アドベントカレンダーには、動物や食べ物、変わった形のパーツなどがいろいろ入っていて、大興奮!
持っているLEGOの遊びの幅が広がります。

最終日はサンタを組み立てます

余分に入っていたパーツは…

それから、毎日、開けていて、娘が気付いたこと…
1日分のパーツが入った袋、たいてい、何かが多めにに入っている!
親切だから?
足りないよりマシだから?
小さな部品を、きっちり数えるのは大変だから?
いったい、誰が袋詰めしてくれているんだろう?
と、仕事をしてくれたどこかの国の誰かを想像しながら、その謎について毎日お喋りしています。

Merry Christmas!

キンモクセイの香り

木曜日の朝、外に出ると、キンモクセイの香りが。
あぁ、もう秋だな~、と思いますね。

日曜日に遊びに行った公園にも大きなキンモクセイがありました。

公園のキンモクセイの花も満開でした。

私が小さかった頃、子どもたちはこの香りを「トイレのにおい」と表現していました。
でも最近の子どもたちは、キンモクセイの香りに、そんな反応はしませんね。
時代を感じます。
キンモクセイさん、すみませんでした。

においを消すためにトイレの近くにキンモクセイを植えた、と書いてあるものを見かけます。公園でも、トイレの近くと言えば近くかも…。でも、キンモクセイが香るのは1年の間で1週間ほど。あまり意味があるようには思えませんよね。 

キンモクセイのあの香りの成分は「イオノン」という物質です。
キンモクセイの花のオレンジ色の成分が、酵素で分解され、イオノンに変わります。
花の色が濃いほど、イオノンがたくさん合成されるので、香りも強くなります。

キンモクセイの花を白ワインに漬けたものが桂花陳酒(けいかちんしゅ)。
甘くて、良い香りがして、おいしいですよね。
久しぶりに飲みたくなってきました♪
ただし、イオノンを作る酵素の活動は午前中が活発なので、
お酒の時間(夕刻~)にはキンモクセイの香りは控えめになっています。
朝からは飲めないな~(笑)

ーーーーーーーーーー
この記事は、2022年10月2日(日)配信の堀江ジャンクションメールマガジンに書いたものを、許可を得て、一部を編集して掲載しました。
「堀江ジャンクションのメールマガジン」にご興味のある方は、こちらから配信方法をご確認ください。私もときどき、記事を書かせていただいています。

手ぬぐいが好きです

手ぬぐいが好きです。
家のタオルは、徐々に手ぬぐいへ、置き換えています。
バスタオルも、手ぬぐいで手作りです(売っていないので)。
2枚の手ぬぐいを、ミシンでザーッと直線縫い。これで完成です。

お見せするほどのものでもないのですが、ザーっと縫って作ったバスタオル代わりの手ぬぐいです(夫用)

こんなに気に入っている理由は、タオルと比較して、
1.水分や汗をサッと吸う!
2.早く乾く!
3.早く乾くから、カビが生えない!
4.かさばらない!
最高なメリットばかりだと思いませんか!
しかも、100円ショップでも売っています。
デザインや産地などにこだわれば、ちょっと高いけど素敵な手ぬぐいも手に入ります。

手ぬぐいに着目したのは、かつて祖母が頭に巻いて掃除をしていたのを思い出したからです。
昔の人って、手ぬぐいを上手に使っていたよな~と。
で、家にあった手ぬぐいを使ってみたら、なんて快適!

みなさんにもお勧めします!
子育て中の方は、何かと荷物が多いと思いますが、かなりのお助けアイテムです。
畳めばハンカチサイズ、広げればハンドタオルサイズ。
お昼寝の子どものお腹にそっと乗せたり、冷房が効きすぎた電車の中では肩に乗せてあげたり。
お出かけ先のトイレに一緒に行ったときも、手を洗ったあと右端と左端で同時に手を拭けます。これは私的にかなりのお気に入りポイントです(片方が、ポタポタ水滴を落としながら待たなくてよいので)。
汚れても、外出先で水洗いして、ベビーカーやリュックにぶら下げておけば、じきに乾きます。
洗濯機でも、かさばらないので何枚でも洗えます。

スポーツをされている方も、いいですよ~。汗をサッと吸ってくれます。
もちろん私のヨガの相棒も、手ぬぐいです。

私は、外国の方へのお土産やプレゼントも手ぬぐいにすることが多いです。
腐らないし、荷物も増えないし、会話のネタになるし。何なら今から使えるし。

おばあちゃん、手ぬぐいを教えてくれて、ありがとう!
ーーーーーーーーーー
この記事は、2022年8月7日(日)配信の堀江ジャンクションメールマガジンに書いたものを、許可を得て、一部を編集して掲載しました。
「堀江ジャンクションのメールマガジン」にご興味のある方は、こちらから配信方法をご確認ください。私もときどき、記事を書かせていただいています。

《8/1 シンポジウム》乳児期からの「探究」と「発見」

保育士や先生、子育て中の方、乳幼児期の子どもの成長にご関心のある方、などなど、どなたでもご参加いただけます(ご参加にはお申し込みが必要です)

標題のシンポジウムは、2022年8月1日(月),zoomにて 開催です。

8/1のご都合がつかない方、シンポジウムはちょっと…という方も、
園や学校で実践されている「かがく遊び」の実践紹介動画(オンデマンドコンテンツ)を、
ご都合のよい時にご覧いただけますお申し込みが必要です)。

ときどき、「0才とかそんな小さな子が、何かを考えているわけないでしょ」とか、
「小さい子にかがく遊びって、背伸びしすぎじゃないの」というご意見もあります。
そんな方にこそ、ぜひ、動画をご覧いただきたいです!

また、乳幼児期のかがく遊びは、まだまだ広く知られているわけではないので、
ご関心のある方々でも、
「かがく遊びってどんな感じにするの?」
「難しい?」
「子どもたちの反応は?」
「小さなな子どもが探求や発見をしてるってどういうこと?!」
といった気になることがあると思います。
でも、動画を見ていただければ「なるほど!」「できるかも!」「これならやってる!」などと感じていただけると思います。

小さな子どもも、その子なりに、探求したり発見したりしています。
大人がその事を知っているだけで、子どもの見方や接し方も変わるはず!
子育てが、保育が、もっと楽しくなるはず! と私は考えています。

たくさんの方と「乳幼児期のかがく遊び」について考え、お話しできることを、楽しみにしています。

お申し込みは、関西融合型科学研究組織連合(KSRUG)のホームページからお願いします。

 

 

《イベント》花火とココロの関係を紐解く 花火シンポジウム・ワークショップ

この度、大阪樟蔭女子大学より特別研究助成をいただき、
「花火を見たら元気になると言われているけれど、本当?」を検証する研究が、
また一歩、前進できることになりました。

多くの方々にこの研究に関心を寄せていただくために、
花火体験を含むキックオフイベントを開催します
ぜひ、ご参加ください。

ー--------
◇日時
2022年6月12日(日)午後2時~5時

◇場所
大阪樟蔭女子大学

◇対象
年齢制限はありません(中学生未満の方は、保護者と一緒にご参加ください)
先着30名

◇内容
part1:「花火」と関わる各領域の専門家からのお話
part2:ワークショップ(花火の化学実験デモンストレーション,「花火」体験など)

◇参加費
無料

◇申し込み(以下のフォームより事前の申し込みが必要です)
https://forms.gle/qfHVZwiC295yGpnQ8

◆詳しくは、下記のリーフレットをご覧ください
 ↓クリックするとリーフレットのpdfファイルがダウンロードできます
 大阪樟蔭女子大学特別研究助成研究 花火キックオフイベント リーフレット.pdf

※このキックオフイベントは、大阪樟蔭女子大学の特別研究助成を受けて実施します。
ー--------

◆関連ブログ
2021年4月「花火を見た時の人間の心身の変化」についてのアンケート(アンケートは終了しています)
 http://www.child-science.com/20210419/

◆研究プロジェクトメンバー
辻 弘美(大阪樟蔭女子大学・教授)
鈴木 直人(同志社大学・名誉教授)
古賀 章広(葛城煙火株式会社 代表取締役)
岳川 有紀子(こどもサイエンスプランニング 代表)
岩本 雄二(葛城煙火株式会社 営業部)

母乳信仰

この4月から、日本で2つ目の「母乳バンク」が運用開始になったそうです。
母乳バンクは、超早産・極低出生体重で生まれた赤ちゃんへ「ドナーミルク」を提供する施設です。
1.日本母乳バンク協会
2.日本財団母乳バンク

先日、母乳バンクに関連して宋美玄医師の記事を読みました。
8年前に、この記事に出会っていたかったなと思いました。
「妊娠37週以上の正産期に生まれた赤ちゃんなら、完全ミルクでも問題ない」
 https://times.abema.tv/articles/-/10017702

「母乳信仰」という言葉、聞いたことはありますか?
簡単に言うと「赤ちゃんは母乳で育てなければならない、育てるべきだ」という考え方です。
母乳にしか入っていない成分がある、産後の母体の回復を早める、などのメリットがあります。
清潔な水や粉ミルクが手に入りにくい国などでは、母乳が非常に大切だということも、理解できます。

でも、私は母乳がほとんど出ませんでした。
母乳マッサージも効果なし。
なんででしょう? …わかりません。
産後の肥立ちも悪く、慣れない育児で疲れているのに、時間をかけて搾乳しても、ちょびっと。
でも、子どものため、と思い、1滴1滴の母乳を集めました。
「母乳で育てると、病気になりにくい」と聞いていたからです。
娘も、母乳の出が悪いのが不満なんでしょうね、授乳を始めてもすぐに「ミルクお願いします」というリアクションでした。

妹はもちろん、妹の子ども(当時3才)も活躍してくれました

それでも、3か月、がんばりました。
娘の3か月検診のとき、産院の助産師さんに相談しました。
すると、「出ないものは仕方がないんだから、ミルクで大丈夫よ~」
「母乳で育てても、病気になるわよ~」(助産師さんの子育て経験談として)
と温かく、優しく、私に言ってくれました。
ホッとしました。
搾乳の辛くて、長い時間を、手放すことができました。代わりに、娘と過ごす時間が増えました。
ミルクは腹持ちが良いのか、ぐっすり眠る子になりました。
夫や母、妹のほかにも、父、おば、おじ、甥っ子などなど、娘の顔を見に来た人が喜んでミルクを作り、飲ませてくれました。私はその間、休むことができました。
助産師さんの言葉が、私の体と心を、どれだけ楽にしてくれたことか。
あれ以来、お会いしていませんが、ずっと感謝しています。

母乳で育てられるなら、それで良し。
母乳が出ないなら、ミルクもある。
ケースバイケースだと思いますし、信仰は個人の自由(なので善意であっても他人に押し付けてはいけない)ですが、
もし私のような新米ママさんがいたら、「ミルクだけだったけど、元気に育ってるよ」
という一例として伝えてあげたいです。

※超早産・極低出生体重等で生まれた赤ちゃんについては、必ず専門医の指示に従ってください。

ーーーーーーーーーー
この記事は、2022年4月3日(日)配信の堀江ジャンクションメールマガジンに書いたものを、許可を得て、一部を編集して掲載しました。「堀江ジャンクションのメールマガジン」にご興味のある方は、こちらから配信方法をご確認ください。私もときどき、記事を書かせていただいています。

カイロに鉄が入っているなら磁石にくっつくか?実験

今年の2月は寒かったですね。
手が冷たい冷たいと娘が言うので、天気予報で最高気温が5℃くらいの日は、カイロを持って学校へ行っていました。

私が、貼るカイロを使うのを見たことがあっても、
自分でカイロを使うのは初めてで、なんだかとても嬉しそうです。

「振ると、あったかくなるねんでー」
「あったかくなってきた~!」
「中に、鉄の粉が入ってるねんでー。あと、塩とかも入ってるねんで。」
と、「本に書いてあった」という事を、あれこれ教えてくれます。
「カイロを発明した人、すごいよね~」と私もしみじみ。

そして、なんか静かだなあ~と思ったら、実験をしていました。
「カイロに鉄が入っているなら、磁石にくっつくか?」実験です。
実験道具は、磁石が使われているおもちゃです。

そして、以下が、娘の実験結果です↓

1.袋から出したばかりのカイロ(朝、カイロを袋から出したとき)

「くっつく!」
「ほんまに鉄が入ってるんや!」

2.学校から帰ってきたときのカイロ(まだ温かい)

「まだ、くっつく!くっつく!」

2.きのう使って、つめたーくなったカイロ(捨てないで置いてある)

「くっつく!」
「終わっても、くっつくんや!」

本を読んで知っていたことが、自分で実験して確かめて「知っていること」になった瞬間だなぁと思いました。
自分でやってみる、って大切ですよね。
ちなみに娘の感覚では、朝、袋から出したてのカイロが「いちばんくっついた」だそうです。

おまけ:化学の話題
「ママもやらせて~」と実験させてもらったのですが、
1,2,3のくっつき加減の違いは、あるような無いような…でした。
カイロと言えば、鉄の酸化反応で熱が発生する、というのはよく知られていますが、改めて調べてみました。

◇桐灰カイロのホームページ
https://www.kobayashi.co.jp/brand/all-about-hand-warmer/ では、
Fe + 3/4O2 + 3/2H2O → Fe(OH)3 + 96kcal/mol
という化学反応式が紹介されています。
鉄が錆びるときに熱が発生する、という反応式です。
 Fe;鉄
 Fe(OH)3;水酸化鉄(III);水酸化第二鉄 とも言う

さらに、いろいろ見ていると、
◇株式会社オオスミのブログで、分析技術グループの宮崎さんの
「発明品とちょっとした検証」というレポートが紹介されていました。
https://www.o-smi.co.jp/blog/gijyutsu/210224.html
水酸化第二鉄は、実際に存在する化学式を表している訳ではないため、
使用済みの”使い捨てカイロ”の中身を、XRD(粉末X線回折装置)で調べてると、
・ゲーサイト[FeO(OH):αオキシ水酸化鉄]
・マグネタイト[Fe3O4:四酸化三鉄(砂鉄)]
という化合物を含むことわかりました」
だそうです。XRDって、すごい装置ですね。

Wikipedia情報ですが、
ゲーサイトは針鉄鉱(しんてっこう)とも呼ばれ、強磁性体=磁石にくっつく
マグネタイトは磁鉄鉱とも呼ばれ、強い磁性を持っている=磁石にくっつく

ということで、カイロの中の「鉄」は、使う前も、温かいときも、使った後も、
磁石にくっつく鉄、鉄の化合物、なんですね。

12時間とか24時間とか、ほぼ一定の温度で発熱させる化学反応を制御してるって、
カイロ、本当にすごいなと思います。
その中で、こんなに複雑な化学反応が起こってるなんて…深いですね。

《イベント》幼児のための実験あそび広場「虹であそぼう」

企画・監修させていただいたワークショップを、キッズプラザ大阪にて開催します。
初日3/11(金)のワークショップは、私が進行を担当させていただきます♪
ぜひ、ご参加ください。一緒に光と虹で遊びましょう!
 ★キッズプラザ大阪のイベントページはこちら

◇概要
光であそぼう!虹であそぼう!
お子さんの「小さなかがくの芽」をひらくプログラムです。
特別なシートを使って、いろいろな光の見え方・感じ方を楽しみましょう♪

◇岳川有紀子(企画者)より
児童心理学者のピアジェは、0歳でも思考(考える)という行為をしていると説いています。これまで私も、かがく遊びを通して、小さな子どもたちがその子なりに考え、選び、発見し、感動を伝えようとしている姿をたくさん見てきました。
小さな子どもにとっても身近なモノやコトで遊びながら、親子で楽しい時間を過ごしていただければ嬉しいです。保護者の方は、小さな小さな「かがくの芽」に優しく水を注ぐように温かく見守りながら、お子様の小さな大発見を一緒に楽しんでください。
なお、このプログラムは、早期英才教育を目指すものではありません。もちろん、小さな子どもたちに、科学のしくみや原理を教えることもありませんので、ご承知おきください。

◇日時
2022年3月11日(金),3月15日(火),3月16日(水)
各日13:00〜13:30,15:00〜15:30

◇対象・定員
3歳から就学前の6歳までのお子様と保護者(保護者は必ず同伴)
各回先着10組(1組は大人1名、子ども2名まで)

◇申し込み
当日、会場にて受け付け
(各回の開始30分前から参加券を配付します)

◇参加費
無料(別途入館料が必要です)