加湿器の掃除が好きです

冬は、部屋の湿度が30%台まで下がってしまうので、加湿器2台を動員して、風邪予防です。

もういいでしょう、ということで、片付け。

加熱式の加湿器の片付けには、実は、密かな楽しみがあります。

じゃじゃーん!

加熱部分に、生成物(笑)。炭酸カルシウム(石灰とも呼ばれます)。

サクサクのフレーク状。たっぷり。

炭酸カルシウムは、貝殻の主成分と同じなので、手触りは砕いた貝殻にそっくりです。

本当は、もっとこまめに掃除した方がいいのでしょうが…、好きなんです(笑)。

ちなみに炭酸カルシウムは酸性の水溶液に溶けるので、よくクエン酸を使ってお掃除しますが、私は、ここは化学的手法ではなく、物理的手法。

小さなマイナスドライバーを使って、カリカリするのが好きです(笑)。

ピンク色→オレンジ色

今日もお風呂ネタです。お風呂は、水(お湯)がある、塗れてもOK、気が散るものが無い、大人も一緒にいる・・・とってもいい実験室です。

そして、娘の希望によりお風呂には、コップ、PETボトル、ストロー、ザル、石…など、いろいろな遊びアイテムが常備されています…(掃除が大変)。

さて自宅では、固形の発泡入浴剤を使っています。もともとは、お風呂に入りたがらない娘を、お風呂に入れる作戦として入浴剤のお世話になっていました。

近頃は、お湯に色が付いて、少しづつ溶ける、泡も出る、スペシャルな遊び(実験)アイテムです。

入浴剤の色は、日によっていろいろ変えて、色の違いを遊んだり(実験したり)します。

今日はピンク色の入浴剤。

ピンク色になったお湯をPETボトルに集めて・・・

黄色のコップに注ぐと・・・

オレンジ色に変わります!

今日は、手品っぽく、披露してくれた娘でした。

※お風呂で遊ぶ際には、溺れる、滑って転ぶなどの可能性もあるので、保護者の方は充分にご注意ください。また、遊びに没頭しすぎて、のぼせたり、逆に風邪をひいたりすることのないように、お気をつけください。

リンスで絵をキープ

以前、私が、ゴーグルかメガネかの曇り止めのために、リンスを塗ったことがあったようです。

そのことを急に思い出したのか、最近、お風呂でのリンス中に手で髪の毛をさわり、その指で、鏡やドアに塗ったり絵や字を書いたりする娘。

そうすると、そのあとも、その絵や字だけ曇らずに、ずっと見えるねん!、と発見して、喜んでいます。

でも最後は、お風呂を洗って、さようならです。

みなさんもよかったら、実験してみてください。お風呂タイムが、さらに楽しくなるかも。

花火とサイエンス

花火ってすごく化学なんです。

良く燃えるのも化学反応のおかげ。美しい色や光が出るのも化学反応のおかげ。

ということに気付いて以来、その魅力に取りつかれて、約20年間の「花火と化学」の活動を続けてきました。

この4月に「こどもサイエンスプランニング」を立ち上げた後、約10年のお付き合いになる葛城煙火株式会社の花火師、古賀章広さんからご連絡をいただき、お会いしてきました。

そして、特別に、工場の見学をさせていただきました。

火薬を扱うということもあって、工場は、割と山の中にあります。

ここでは、葛城煙火株式会社2019年度の新作玩具花火の「華ノ音」 製造中。紙の筒の中に、火薬などを詰める作業をしておられます。「華ノ音」を持ってカメラ目線の人が、古賀さんです。

花火作りは手作業です。

ここではまず、空に打ち上げるための火薬を筒の一番下になるように入れてから(向かって左の黒い細かい粒)、美しい光や色が出る火薬の粒(「星」と呼ばれます)を入れて、厚紙でぎゅっと蓋をします。

帰る前に古賀さんが「華ノ音」を揚げて見せてくれましたが(動画)、濃いオレンジ色の光(炭の粉の発光)がキラキラする周りで、緑(バリウムの発光)と紫(ストロンチウム&銅の発光)の光がふわーっとのぼり、心に染みるなあと思ったら、弾ける音で目が覚めて元気が出る、というような花火です(個人の感想です)。

完成した花火、すごい迫力。

最近は、より美しく発色する、希望どおりの「星」を作りたい、ということで、「星」を作る装置も導入して、「星」からこの場所で作っている花火もあるそうです。この装置、金平糖をつくる機械に似てます。使い方も似ています。

ここには、打ち上げ花火の玉を上げるための筒が保管されています。

古賀さんが触っている筒が、3号玉(直径9cm)用の筒で、その左が2.5号玉(直径7.5cm)用の筒。もちろん、もっと大きな玉を上げる筒もありました。

3号玉で、だいたい上空120mほどまで上がり、直径60mほどの花火が開きます。

手のひらに乗るサイズの花火玉なのに、すごいですよね。これが火薬の威力です。

そして、第1回花火会議(?)。たくさんの方に花火とサイエンスを楽しんでいただくために、いろいろ新しいことが始まる予感です。

何か決まりましたら、このブログ・ホームページでもお知らせさせていただきます。

「花火の化学」についても、また改めてご紹介させていただこうと思っています。

海苔の影の色は黒?

海苔の影の色は何色だと思いますか?

緑色でした。今まで考えたこともなかったです。

夜ごはんの準備中、娘の発見でした。

みなさんもよかったら、海苔を食べる前にちょっと実験してみてください♪

ガラスギャラリー

大阪・北浜でお友達に会って、その後、お友達おススメのガラスギャラリー「CuteGlass Shop and Gallery」を見せてもらいました。

明治28年創業で、大阪市北区に本社がある日本精工硝子株式会社のギャラリーです。

でも、単なるショールームではありません。キレイな物、特にガラスが好きな方・探している方、古いガラス・建物に興味がある方、ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。

建物は、大正14年(1925年)に建てられた、そして2017年まで住まわれ続けてきた薬問屋の宗田治三郎の自宅を、かつての趣を残したまま復元されたものです。そのため、一歩足を踏み入れると、ちょっとタイムスリップしたような気分になります。

入ってすぐ、かつて土間だった場所には、たくさんのいろいろなガラス瓶が置かれています。透明感がとても美しいです。

売り切れでなければすべて購入できて、1つ数百円。

この奥には、期間限定の展示が展開されていて、今日は、「硝子の原風景 GLASS Urlandschaft 『駄菓子とガラス』」を見せてもらいました(2019年4月26日までの予定が、延長中だそうです)。

プラスチックがまだ普及していない時代、ガラスは容器として重要な材料だったんだなあとしみじみ感じました。

最近の容器は、ガラスからプラスチックに置き換わることが多くなり、ガラス市場は縮小傾向だそうです。そうだろうなぁと思いました。

これまで私は、プラスチックの化学と歴史についても調査や研究をしてきたのですが、それはプラスチックが良いとか悪いとかを判断するためではなくて、プラスチックの誕生と進化の過程を知るほどに、化学の歴史は人間の歴史だと思わずにはいられなくなり、そこが興味深かったからです。

ガラスとプラスチック、ライバルのような関係なのかもしれませんが、今日の訪問をきっかけに、ガラスの化学と歴史にも興味を持ち始めました。

コバンソウ

今年初のコバンソウを発見しました。

私が子どもの頃、小判のような形がありがたい感じがして、むしり取って、ただ集めたり、お財布の中に入れてみたりしていました。

この話しをした影響があるのか無いのか、娘もコバンソウが好きです。

今年初のコバンソウを発見して、集めずにはいられません。

このブログを書くために、コバンソウを調べてみたら、コバンソウという名前はてっきり子どもの間での通称だと思っていたのですが、本名でした。知らなかった…。

しかも、小判の形をしていながら、もともとは日本に生息していなくて、明治時代初期に日本にやってきた侵入生物(外来種とも言います)だったとは…(国立研究開発法人国立環境研究所の侵入生物データベース)。

今年もこのあと、財布やポケットやいろんなところから、カサカサでバラバラになったコバンソウが出てくるんだろうなぁ…。

アサリ

妹家族が潮干狩りに行き、おすそ分けのアサリをもらいました。

海水程度の塩分濃度の塩水で、砂抜きをするのがいいそうですね。

海水って、舐めたら結構しょっぱいですよね。海水の塩分濃度は場所によって異なるそうですが、平均では3.5%(海洋研究開発機構ホームページより)だそうです。

ざっくり計算してみると、500mlの水に、だいたい18グラム(=だいたい大さじ1杯)の塩を入れるくらいです。なかなかの濃さです。

新鮮なアサリだからか、砂抜きしていたら、元気に顔を出していました。

5才児は興味深々、貝から出ている部分を、ツマミます。

そして、お味噌汁になったアサリを取り出して、アサリの体はどうなっているのかと調べていました。

毎日どう過ごすか悩む10連休…。今日は大阪・天満橋で開催されている「石ふしぎ大発見展」へ。

10年ほど前に行ったときよりも、会場の面積もお店や石の数も、かなり拡大されていて、私もびっくり。

娘は小さな頃から、花やら葉っぱ、実、石、なんかのカケラなど、気になったものをよく持って帰ってきますが、今でも「石」は格別です。

5才児が最も喜んだのは、プラスチックケースに入った大量の小石から、カップ1杯分、もらえる(買う)もので、

石を選ばずにカップ1杯すくって500円、

石を選んでカップ1杯分なら1000円。

すごーく長い時間をかけて、カップ1杯分、お気に入りの石をチョイスしました。

帰宅してからは、さっそく新たに仲間入りしたキレイな石たちを、画用紙の上で並べていました。今日は「色分け」気分のようです。

「分類」は、サイエンスではとても大切で基本的な考え方のひとつです。

小さな子どもでも、その子なりの「分類」を楽しむことができますよ。葉っぱ・どんぐり・ボタン・ぬいぐるみ・などなど、家にあるもので、ぜひ、グループ分けや順番ならべなどで、遊んでみてください。

石の世界を楽しんだあと、思いつきのついでに、同じく天満橋からも乗れる「水上バス」に。

The 大阪観光ですが、10年前に乗ったときとくらべて船はキレイになっているような、指定席制に変わったような…。何より10連休なのに混んでいなくて、水の上の小一時間は気持ちよかったです。

ポン菓子

昨日から始まった10日間という長い連休は、どこもきっと混んでるので、近所で過ごすことにしました。

今日は地元、奈良県生駒市の「高山竹林園」で開催された「第2回高山こもれび市」へ。第1回は昨年の11月、妹に誘われて行って、とっても楽しかったので、今日は朝からお出かけ。なのに、すでに臨時駐車場行き。

早速、私も娘も前回初めて見て楽しかった、ポン菓子の実演へ。

今日も大きな音で、一気に、大量のポン菓子が出てきました。

ピンク色の→で指した黒い入れ物の中に、お米が入っていて、圧力鍋のように密閉&加熱されて、くるくる回っています。青色の→の先が、圧力鍋の中の圧力がわかる圧力計です。

圧力鍋の中では、お米も、お米の中の水分も加熱されます。でも圧力が高いので、そう簡単には水は水蒸気には代わりません。

圧力鍋の蓋を開けた瞬間、鍋の中は普通の圧力に戻り、水分は一瞬で水蒸気に変化します。液体の水が気体の水蒸気になるとき、その体積は1500倍以上になるので、お米が一気に膨らんで、フワフワ、サクサクになるんですね。

1500倍ってすごいですよ、10円が1万5千円ですもんね。

コーンの中の水分を水蒸気にして膨らませるポップコーンも、ポン菓子とそっくりの仕組みを使ったお菓子です。

おかしにサイエンスを感じる瞬間です。

このあと、温かい砂糖水を加えて、完成です。

できたてポン菓子詰め放題200円…をこの日、2回やりました。

ご存じの方が多いのか少ないのかわかりませんが、奈良県生駒市の高山地区は、国内の茶筅生産のほとんどを占める日本最大(=世界最大)の産地です。

茶筅を使って、自分でお抹茶をたてることもできます。子どもでもやらせてもらえます。

ここから見えるお庭も、とても素晴らしいです。