家を片付けたい、モノは少なめに、と思うものの、なかなか捨てられないものってありませんか?
他の人から見たら何の意味も無いけれど、私にとってはそれなりに意味のあるもの…なかなか手放すことができません。

捨てられないもの・その1は、子どもが拾ってきて、私にくれた「石たち」です。
特別な石でもなく、特別な場所の石でもありません。
近所で子どもが拾ってきて、「はい、ママ、おみやげだよ」と言ってくれた石が、7個、ずっと玄関に置いてあります。
正直、いつもらったか、どの場所の石だったかも、思い出せません。
でも、その石たちを見ると、思い出すんですよね。小さかった頃を。
そして、たくさんの石の中から、何かを考えて、その石を選んでくれたんだろうな、ということ。
きっと、私のことを想像しながら、小さな手に握りしめて、持って帰ってきたんだろうな、ということ。
この7個の石を、そっと、どこかの公園に置くことは、かんたんです。
でも、この世界から、再びこの7個の石を探し出すことはできない…ですよね。
取るに足らないものかもしれませんが、そんな風に思ってしまって、捨てられない7個の石です。
