学生時代、化学の実験系の研究をしていたせいか、
正確に体積や重さを測定したり、データを記録したりすることは、苦になりません。
というか、好きです。
子どもが産まれてからしばらく書き留める「育児日誌」も楽しい作業で、
記録の対象(=娘)が日々変化するので、なかなかやめられず、
結局、2才の誕生日が過ぎるまで続けました。
逆に、苦手だったのが料理で、「少々」とか「適量」と言われると、
「それってどんだけ?!」とツッコみ、
「だから料理は苦手なのよね~」が言い訳でした。
娘は小さい頃から「消防士になりたい」と言い続けていましたが、
2年ほど前から「カフェをやりたい」に変わりました。
娘が思い描くカフェの構想を聞くと、独創的で、優しさに溢れたアイディアが満載で、
本当に実現したらどんなにステキだろう、と私も娘の夢に便乗して楽しんでいます。
娘が図書館で借りる本には、いつも数冊のレシピ本が入っています。
休みの日には、一緒に本を見ながらスイーツやパンなどを作るようになりました。
実はこれが、私にとって、とてもしっくりくる作業なんです。
スイーツやパンは、まずは、レシピ通りに量り、作る、ことが大切。
まるで実験なんですよね。
でも時に、「だいたい15gでいいんじゃない」と言う私がいて、
「ちゃんと15gでないとダメだよ」と言って、きっちり量る娘に遭遇する瞬間があり、
可笑しくてたまりません。
いまは育児日誌のような記録はつけていませんが、楽しい瞬間は写真や動画で残します。
代わりに娘が、半年ほど前から日記を書くようになりました。
記録してもしなくても、この時間の積み重ねは、確実に未来に繋がっていますよね。
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この記事は、2021年6月27日(日)配信の堀江ジャンクションメールマガジンに書いたものを、許可を得て、一部を編集して掲載しました。「堀江ジャンクションのメールマガジン」にご興味のある方は、こちらから配信方法をご確認ください。私もときどき、記事を書かせていただいています。