こどもサイエンスプランニングの思い

サイエンスは難しい、小さなこどもにはまだまだ…と思っているのは大人だけかもしれません。

小さな子どもたちにとって大切なことは、その子の興味・関心に基づいて、遊び込む経験を積んでいくことです。サイエンスも、小さな子どもにとって、身近であり、とても楽しい遊びの題材になります。

そして幼児は、遊びの中で自由に体験を重ねることによって、科学的な思考を育てていく、と言われています。また、思考力は、幼児期に発達する力(非認知能力)とも言われています。

こどもサイエンスプランニングでは、小さな子どもたちの早期英才教育としてではなく、成長したときにきっと役に立つ力、たとえば、チャレンジする力、没頭する力、くらべる力、考える力、伝える力、などを、楽しい遊びを通して育むお手伝いをさせていただきたいと考えています。

大阪の科学館で、21年間に渡り学芸員として科学教育に取り組んで参りました経験を、小さな子どもたちのためにお返ししていけたらと思っています。

なお、こどもサイエンスプランニングでは、大学やミュージアム、保育園のみなさまなどとともに、幼児期における科学活動の重要性についての実践研究を行っております。エビデンスとして、実践研究のご協力をお願いさせていただく場合がございます。何卒ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。