太陽を感じるお喋り

夕方5時には、もう暗くなってしまう今日この頃。
小さな子どもも、日々の空のようすや太陽の動きの違いに、興味を持ちやすい季節です。
1年の中で最も早い日の入りの時刻は、大阪では16時47分(◆)。
今年は11月30日から12月10日の11日間が、いちばん早く夜がやってくる期間です。

最近は暗くなるのが早いなあということは、小さな子どもでも気付いてるかも。
気付きを言葉にして、といっても、難しい言葉ではなくて、
「5時なのに、もう真っ暗だねえ」とか、
「夏は、7時くらいまで外で遊べたのにねえ」と、窓の外を眺めながらお喋りする…、
そんな親子の会話が、いい始まり方なのかなと思います。

12月4日の日の出

朝も、7時前後に太陽が出てくる時期です。
起きている子どもも、多い時間ですね。
山の向こう、建物の間、どこから、どんなふうに太陽が出てくるか、
そもそも、毎日、太陽が出てくるのか…、観察のチャンスです。
もしかしたら、太陽が出てくる位置(方角)が、すこしづつ変わっていることに
気が付くかもしれません。
太陽が出てくる前から空が明るくなり、空の色が変化していく様子も、
ステキですし、おもしろいですよね。

大切にしたいのは、本物の体験や観察、そして、そのときの気持ちです。
忙しい朝や夜の時間帯ですが、外に、空に、目を向けて、
この季節ならではのお喋りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
日常の経験や言葉の積み重ねが、いつか、「自分は宇宙の一部なんだ」、
というような実感に繋がっていくと思っています。

◆国内各地の毎日の日の出・日の入の時刻を知ることができます(国立天文台)
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2020/dni28.html
日の出は、年明け1月4日から1月11日までが最も遅く、大阪では7時06分です。

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この記事は、2020年12月6日(日)配信の堀江ジャンクションメールマガジンに書いたものを、許可を得て、一部を編集して掲載しました。「堀江ジャンクションのメールマガジン」にご興味のある方は、こちらから配信方法をご確認ください。私もときどき、記事を書かせていただいています。