望遠鏡で地球も見たい!

6才の誕生日に、おじいちゃんおばあちゃんから「宇宙」の図鑑をもらった娘。

太陽系の惑星の並ぶ順番やら惑星の大きさの順番を覚えて、お風呂の曇った鏡にも惑星の絵を描いて楽しそうです。

先日、「いとこのお兄ちゃんの望遠鏡を借りて、月と木星を見てみようか」とお父さんに言われて、喜んだ娘がひとこと。

 娘「じゃあ、地球と土星もみたい!」

 夫「地球・・・??」

 娘「うん!地球も見たいねん」

 夫「地球は見えないよぉ。ここが地球だから…」

 娘「??・・・?」

娘は、自分が住んでいる星が「地球」であることは知っているのですが…。

このお年頃の子どもの考え方って、大人の想像を超えますね。

でも私は、この会話に、別の意味で驚いていました。

ほんの数日前に会った友人が、「私が子どもの頃ね…」と、この会話とまったく同じ話しをしてくれていたんです。

いつか、この友人のように「はっ!」と気づいた瞬間、自分の世界がギューン!と広がる感激や衝撃を味わうときが来るのかなと思うと、その瞬間の娘の顔、言葉や気持ちが、私も今から楽しみです。

私が高校生のとき、化学の授業で原子の説明を聞いている最中に、目の前の机が、急に、原子の粒のつぶつぶでできているように見えた、気がした、瞬間に似ているのかな…。

あのとき、すごく不思議な感覚に襲われ、そして、化学の魅力に落ちていったのでした。