親子で楽しいカップヌードルミュージアム

土曜参観の代休。
こんな日は「土日だと混んでるところに行ってみよう!」と、プランを立てます。
台所を片付けていたら「おばあちゃんが描いたカップヌードルの容器」が出てきて、
「私も作りたい!」の娘の一言で、
今回は大阪・池田のカップヌードルミュージアムに決定!

チキンラーメンから最新のインスタントラーメンまで約800種類のパッケージが展示されたインスタントラーメントンネルでは、年齢差の効果もあって、お喋りが盛り上がりました


カップヌードルミュージアムは、大阪と横浜にあります。

 https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/

ちなみに、香港にもあります。
 https://www.cupnoodles-museum.com.hk/

カップヌードルを作る体験は、予約はできず、当日、整理券配布。
チキンラーメンの麺を作る体験の方は、ネットで事前予約可能ということで、
せっかくなので予約。
1か月以上先なのに、希望の11時の回は、半分以下になっていました。
みなさん予約が早い!
 https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/osaka_ikeda/attractions/cr-factory/

カップヌードルを作る整理券を確実にゲットしたかったので、
開館時間(9:30)に到着できるように出かけました。
整理券は、入口でもらえました
「混雑時には1人1個」とホームページに書いてありましたが、
聞いてみると「今日は3個まで大丈夫です」とのこと。
 https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/osaka_ikeda/attractions/mc-factory/

自動販売機でカップヌードルの容器を買って、
100人くらい座れるスペースで、絵を描きます。
今回は娘3つ、私1つ。
私、こういう絵を描くの、子どもの頃からとっても苦手で。
何を描いていいのか、ホント悩むんですよね。閃かないというか。
悩んで悩んで時間が無くなり、絵も上手くないので、結局しょんぼり…。
一方、娘はサクサク描き進めていきます。小さな頃から、そうでした。
この違い、なんなんでしょうね…。

心ゆくまで描いた後、麺やら具やらを入れてもらいます。
数日前から気分を盛り上げるため、予習を兼ねて、
スープは何味にしようかな?、具はどうする~?とお喋りしていたので、スムーズでした。
麺を入れてもらう時、「逆転の発想」が強調されます!
カップに麺を入れるのではなくて、麺にカップをかぶせる、方法です。
百福さんのメッセージを感じました。

安藤百福氏の最後の年賀状 謹賀新年 昨年を振り返りますと、毎朝、目がさめるたびに、何かしら世の中に信じられないようなことが起こっていて、心が安まるひまのない一年でした。日本中に自然災害が吹き荒れ、子どもの虐待や責任ある立場の人の不祥事などが相次ぎました。生活格差に対する不満も広がり、目を覆いたくなるような心の荒廃が進んだ年のように思えます。わたくしはすべての大人の責任において、これから十年間、本気で子どもたちの教育に力を注げば、日本を再び美しい国にすることができると信じています。 どうか皆様におかれましては、今年こそ心おだやかで、幸せな一年であることをお祈り申し上げます。 平成十九年元旦 安藤百福


ここまでで、すでに1時間以上。

2階に上がって、次はチキンラーメン作りです。
開場まで、「安藤百福の軌跡」という展示を見て待っていました。
 https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/osaka_ikeda/attractions/history/
ここが、とってもよかったです。
印象に残ったのは、百福さんの「最後の年賀状」
2007年に百福さんが亡くなってから、15年以上が過ぎていますが、
子どもたちの教育は良いように変わっているでしょうか…。
子どもたちに携わる仕事をしている大人として、喝を入れられました。

チキンラーメン作りは、丁寧に教えてもらえるお料理教室みたい。
どんな材料でどのように作られているか、工程を辿りながら体験できました。
ちなみにここでも、袋に絵を描きます(麺を寝かせる時間の活用)。

カップヌードルの自動販売機!!お湯も入れられて、フォークも置いてあるやつ!! …「なつかしー!スキー場とかサービスエリアで買ってもらったことあるわー!」 …「昔、こんなんあったん?! いいなー!今もあったらいいのに!!」


カップヌードルミュージアムを訪れて以降、娘は日清の商品に興味津々です。

スーパーでも「これも食べてみたい」、
テレビでCMが流れると「あ!」と言って凝視、真似して、歌って踊ってます。
さらに、子ども向けの「マネーリテラシー教育」が流行する今、
図書館でも関連の本を読んだこともあって、「日清の株を買ってほしい」というリクエストも…
本に「株を買う事はその会社を応援すること」って書いてあったもんね。

「会社のファンを増やすことが企業ミュージアムの意義」…その効果を実感しました。

親子はもちろん、年齢差があるほど会話が弾むミュージアムです。
おじいちゃんやおばあちゃんとお出かけするのも楽しそうです。

虹は何色(なんしょく)?《展示》「虹のへや」,《ワークショップ》「虹であそぼう」開催のお知らせ

みなさんは、「虹は何色(なんしょく)?」と聞かれたら、どのように答えますか?
「7色!」
と反射のように答える人が多い、というのは日本人の特徴のようです。
でも、本当に7色なのでしょうか?

絵本などでは、虹を非連続の7色で表現しているものも多くみられます。
でも、空や噴水などで見られる“本物の虹”は、
「赤色」のような色から「紫色」のような色まで「連続的に」色が変わっています。

この「連続的に」という点がポイントで、
ほんの少し隣の色は、もう、違う色」という意味なのです。
つまり実際には、「7色」で片付く話ではない、ということになります。

先日ベランダから見えた虹は、パッと見たところ5色のような気がしました。


印刷した連続的な虹色、空にできた虹の色、これらもまた色の感じが違います。

どの虹が本物なのか…
印刷物よりは、空にできた虹の方が「本物」ですよね。
空に虹を発見したら、写真を撮ってみてください。
そして拡大しながら「何色(なにいろ)があるか」「何色(なんしょく)があるか」考えてみましょう

虹の色の感じ方は、人それぞれ。
国や文化によっても、表し方が違います。

「虹のへや」の「虹めがね」で。「虹のへや」をサポートしてくださるスタッフ研修会では、大人の方からも「うわ~!」と歓声が。


キッズプラザ大阪では、2023年10月2日(月)から「虹のへや」を不定期で開催します。

虹を見たり、虹を探したり、虹を作ったりしながら、
虹の色について考えたり感じたり、他の人の感じ方を知ったり、
ということも体験できるように作りました。
ぜひ、遊びにきてください。

虹色の中にどんな色を発見するかな?その色にどんな名前をつける?…「みんなの虹の色」とっても楽しみです。


また、30分間のワークショップ「虹で遊ぼう」も不定期開催中です。

こちらは、3才から就学前の6才の子どもとその保護者が対象です。
親子でじっくりのんびり、虹で遊んでいただけたら嬉しいです。

開催日時、内容など詳しくは、キッズプラザ大阪「キッズラボ」のページでご確認ください。
 https://www.kidsplaza.or.jp/program/#lab

★早期教育ではありません★
幼児から小学校低学年頃の「かがく遊び」では、答えを導いたり、原理を説明することはありません。
楽しい遊びの中で、子どもが踏むであろう「考え、予想し、実験し(やってみて)、観察し(よく見て)、次のやり方を考える」というプロセスを大切にしています。
こうした経験を重ねる事は、将来、理系に進む進まないに関係なく、論理的・客観的な思考ができるようになるために、誰にとっても大切な力を育むことに繋がっています。

リゾナーレ大阪の「アトリエ」に行ってきました

大阪の南港のグランドプリンスホテル大阪ベイ(2023年7月まではハイアットリージェンシー)の中に、
2022年12月、リゾナーレ大阪が誕生しました。

 https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/risonareosaka/

ブログ「夏休み-子どもとの心動く過ごし方(がんばりすぎないバージョン)」
 http://www.child-science.com/20230806-2/
で紹介した、リゾナーレ大阪の「アトリエ」レポートです。

アトリエに入るとガラス張りで明るい!いい匂いもします。


リゾナーレ大阪は、「創造力を遊びこむ」リゾートと謳い、

乳幼児教育の一つ、レッジョ・エミリア・アプローチを取り入れた「アトリエ」で、
「子どもたちが遊びと発見、同世代の仲間やアトリエリスタとの取り組みを通して、
創造力を育む」場が用意されています。
ということで、夏休みを利用してお友達親子と一緒に4人で、1泊2日で訪ねました。

<アトリエ>

他にもいろいろあるけれど、1日目も2日目も、のんびりじっくり粘土。粘土は1日目が信楽の白土、2日目は信楽の赤土、と、変えているとのこと。娘曰く、赤土の方が乾きやすいそうです。へえ…
夏休みも始まったばかり、だったからか、ゆったり過ごせました。
そろそろ夕暮れ時。空に飛行機が見えたので、窓に飛行機を描いみたそうです。もちろん、窓に絵を描くことも許されています。


アトリエは、12才までの子どもが対象です。
リゾナーレ大阪の宿泊料金に含まれるので、利用に追加料金は不要です。
また、チェックインからチェックアウトまで利用できます(OPENは9時~18時)。
明るくて清潔、ワクワクするものがいろいろ置いてあって、
子どもも大人も「わあ~!」とテンションが上がります。
28階ということもあって、ガラス張りの窓からは、海や船、街が見下ろせます。
アトリエ内では、自由に遊ぶ事ができます(保護者同伴)
スタッフの方もあちこちにいて、子どもの遊びを見守りながら、適度に声をかけてくれます。
遊び方や使うものを強制されることはなくて、子どものやりたいようにやらせてくれます。
(よっぽどの時は、声をかけられるかも、ですが)
時間指定の予約制で、60分間の「プロジェクト」に参加することも可能です
(保護者同伴不可ですが覗き見は可能、追加料金不要)。

<アトリエのプロジェクト>

奥の部屋でプロジェクトが行われます。様子が見えそうで見えない、でもがんばれば見える、絶妙な加減でした。
この時期のテーマは「海とあそぶ」でした。「海から選んだ自然素材や、生命の源でもある「水」を、子どもたちがさまざまな角度から探究できるような環境を用意しています」だそうです。


せっかくなので、プロジェクトも予約して、参加しました。

アトリエリスタと呼ばれる探究のパートナー;芸術の専門家さんが、そのシーズンのテーマに沿って、子どもたちの興味を探究してくれるそうです。
後から聞くと、今回担当してくれたアトリエリスタさんは、プロのカメラマンだったとか。
どうりで、短時間で子どもとの心の距離を縮めるのが上手なわけですね。
子どもたちは、サーっと活動の世界に入っていきました。

炭酸ドリンクメーカーで水をシュワシュワにして、その中に貝やサンゴなどを入れてみたもの。泡が付いたり、泡がくっついたり、泡が破裂する音がしたり、といろいろな発見があったそうです。この小さな世界の中で、特に印象に残ったものを絵に。残念ながらこの絵は持って帰れません、残念。
左は泡が大きくて、右は泡が小さい水槽。耳を近づけてみると…音が違う!「手を入れてみてもいいですよ~」と言われて、大人もワクワク。


60分のプログラムが終わると、保護者向けに約15分間の「振り返り」をしてくれます。
子どもたちが何をしたのかという説明だけでなく、保護者も見せてもらったり触らせてもらったり。
また子どもが表現したものを見せてくれたり、その時の様子も教えてくれます。
その間、子どもたちは、「プロジェクト」の続きで、まだまだ遊んでいます。
そして、嬉しいお土産…プロジェクト中の子どもの探求している姿の写真を1枚、いただきました。
へえ。こんな顔してたんだ。
楽しそう。でも、真剣。

カメラを意識するようになった娘の自然な表情を撮るのが難しい私ですが、さすがカメラマン!なのか、カメラを意識する暇がないくらい集中して遊んでいたのか、素敵な一瞬を撮っていただきました。

 

いろいろ楽しそうなものがあると、
つい私たち大人は「あれもやってみたら」「あっちに、こんなのあったよ」
などと声をかけたくなります。
全部を体験しないと、もったいないような気がしてしまいますよね。

でも、子どもの成長を優先するなら、
その子が今、没頭しているものを、好きなだけやらせてあげる
これが「もったいなくない」過ごし方と言われています。

大人は、待っているだけでは退屈なので、
 なぜ我が子は、ここまで、これに没頭しているのか?
 何がそんなに楽しいのか?
 いったい何を考えているのか?
 いま何を発見したのか?
 その表情は、どんな意味なのか?
などと我が子を分析したり、
それこそ、とびっきりの1枚を撮る事にがんばってみてもいいかもしれませんね。

大人たちにとっては、
「『子どもの創造力を育む』力を育む」リゾート

なのかもしれません。

リゾナーレ大阪
 https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/risonareosaka/

 

《ワークショップ》「虹であそぼう」開催のお知らせ

企画・監修させていただいたワークショップが、キッズプラザ大阪にて開催中です。
ぜひ、ご参加ください。
今期、私はワークショップの進行はしませんが、会場にはおりますので、ご質問などありましたらお声かけください♪

 

©キッズプラザ大阪
©キッズプラザ大阪

◇開催日時
2023年6月5日(月),6月6日(火)
6月13日(火),6月14日(水)
6月20日(火),6月21日(水)
6月26日(月),6月27日(火)
各日、10:30〜11:00,13:00〜13:30,14:00〜14:30

◇概要
光であそぼう!虹であそぼう!
お子さんの「小さなかがくの芽」をひらくプログラムです。
特別なシートを使って、いろいろな光の見え方・感じ方を楽しみましょう♪

◇対象・定員
3歳から就学前の6歳までのお子様と保護者(保護者は必ず同伴)
各回先着10組(1組は大人1名、子ども2名まで)

◇申し込み
当日、会場前にて参加整理券を配布
(各回の開始30分前から配付します)

◇参加費
無料(別途入館料が必要です)

◇岳川有紀子(企画者)より
児童心理学者のピアジェは、0歳でも思考(考える)という行為をしていると説いています。これまで私も、かがく遊びを通して、小さな子どもたちがその子なりに考え、選び、発見し、感動を伝えようとしている姿をたくさん見てきました。
小さな子どもにとっても身近なモノやコトで遊びながら、親子で楽しい時間を過ごしていただければ嬉しいです。保護者の方は、小さな小さな「かがくの芽」に優しく水を注ぐように温かく見守りながら、お子様の小さな大発見を一緒に楽しんでください。
なお、このプログラムは、早期英才教育を目指すものではありません。もちろん、小さな子どもたちに科学のしくみや原理を教えることもありませんので、ご承知おきください

キッズプラザ大阪のイベントページはこちら

エルメスの子ども向けワークショップ「petit h―プティ アッシュ」に参加しました

エルメスの子ども向けワークショップ」と聞いただけで、
なんかすごそう!これは参加してみたいぞ!と思い、
しかも会場が、大阪中之島美術館と、家から1時間もあれば行ける距離。
モノづくりが大好きな娘のために、申し込み開始時刻を待って、ぽちぽちしました。
希望の日時をぽち!
よし!
ええ!!!LINEの友達になっておかなあかんかったん?!
(ちゃちゃっとお友達登録…)
あれ~選択した日時がキャンセルになってる(泣)
もう1回、日時選択に戻って…
あれ~!!もう、どの日時も満席!!
この間、20~30秒ほどでしたね。

誰かキャンセルしないかな~(ぽちぽちぽち←更新ボタンを押し続ける)
あ!キャンセル出た!
ボチっ!
と、習い事のある日時でしたが、毎週の習い事よりエルメスやんね、
と、なんとか予約が取れました。

学校から帰った娘に「エルメスのワークショップ、予約したよ~」と報告すると、
「エルメスってなに?」
…そりゃそうですよね。
そこで、エルメスのホームページを一緒に見て、
「このバッグ、400万円やで~!」
「わんちゃんのリード、13万円やって!」
「ページ読み込んでるとき、馬がパカパカするで!」
とまあ、これがエルメスと娘の出会いでした。

さあ、いよいよワークショップです。
会場のデザインが素敵!さすがエルメスやな~と期待が膨らみます。
子どもだけの参加で、保護者は中に入れてもらえません。
何をどんな風にやってるか、さっぱり見えません。

30分後、子どもたちが出てきました。
こいのぼりを持っています。
「どうだった~?」
…「簡単すぎた」
「もっと自由にいろいろ作れるんかと思った」
「作るものも、貼るものも決まってて、あんまおもしろくなかった」
「もう、子どもの日、終わってるのに鯉のぼりって何で?」
それでも、
「青色系で統一することにした」
「できるだけ大きなの、付けてきた」
「これ、スカーフの切れ端やで」
と、自分の工夫を教えてくれました。鱗の部分は革です。

リサイクルファクトリーで材料や道具を自由に選んで、好きなものを作ります

どうも、私の説明を聞いて、大阪の堺市にあるビッグバンという施設の、
廃材を使って自由に工作できるスペース「リサイクルファクトリー」を
思い描いていたようです。
モノづくりが好きな娘は、このコーナーが大好きなんです。

なお、同じ時期、「プティ アッシュ(petit h)」の展示も公開されていました。
こちらは、エルメスの「プティ アッシュ」で活動している方たちがクリエイトしたものや、
それらの材料などが置いてあり、その考え方も素材も作品も、とても素敵でした。

きっと娘は、これくらい自由に、自分の思うままに何かを作り出したかったのだろうと思います。
エルメスさん、よかったら娘の正直な感想、次のワークショップの参考にしてやってください。
そしてまた、一流の素材や感性に触れられる素敵な機会を作ってもらえたら嬉しいです。

エルメス petit h―再創造のものづくり
 https://www.hermes.com/jp/ja/story/192546-petit-h-event/
#「プティ アッシュ(petit h)」は2010年に誕生した、エルメスのメチエ(部門)のひとつ。他のメチエとの一番の違いは「さかさまのクリエーション」と呼ばれるものづくりをしていること。つまり、“つくるもののために素材を集める”のではなく、“集まった素材から創造する”メチエなのです。
集まってくるのは、レザー、シルク、クリスタル、陶器、馬の毛、金属など、他のメチエで使われなくなったものたち。ものづくり、素材の再利用、サステナビリティをテーマに、職人やアーティスト、デザイナーよってさまざまな素材が組み合わされ、思いもよらないクリエーションが生み出されます。

花山天文台(京都)の見学、お勧めです

お友達に誘ってもらい、花山天文台の一般公開に出かけました。
花山天文台は、京都市山科区、清水寺の裏に位置する花山山(かざんやま)の山頂にある、京都大学大学院理学研究科附属の施設です。

蹴上駅からバスに乗り、1つ目の停留所で降りたら、徒歩(登り道)10分くらいで到着。
この日はお天気もよく、新緑が眩しい、とっても気持ちのいい場所でした。
ちなみに設立は1929年。もうすぐ100年です。
建物や室内も、古いながらもステキな雰囲気で、なんだか落ち着く空間でした(おトイレは現代風に改装されていてキレイです)。

見学は土曜日、つまり「太陽スペクトル観望コース」だったので、
お天気がよい=太陽の黒点やスペクトル(虹のようなもの)が見られるということで、とってもラッキーでした。

1.本館にて
柴田一成 京都大学名誉教授(元天文台長)による花山天文台紹介のミニ講演は、
とっても分かりやすくて、楽しくて、30分はあっという間。
すっかり柴田先生のファンになっちゃいました。
 柴田先生のツイッター
柴田先生のツイッターを見ていると、太陽って生きてる星なんだなあとしみじみ感じます。

天文台には、1927年(昭和2年!)に、京都大学理学部宇宙物理学教室で購入した望遠鏡があって、
あのクイーンのギタリスト、ブライアン・メイさん(実は宇宙物理学の研究で博士号を持っている!)が訪問時にサインをしたということで、話題の中心でした。
 本館の望遠鏡について
 ブライアン・メイさんの花山天文台訪問について

娘の感想「メイさんの手はとても大きい」

2.太陽館にて
今まさに空で輝いている太陽の光を、大きな鏡を使って室内に取り込んでいます。
そのしくみや、今の太陽のスペクトル(虹のようなもの)を柴田先生の生解説付きで見せていただきました。

かぶりつきでスペクトルを見る娘

最近は、太陽の活動が活発なのだそうです。
スペクトルの一部がぴょこっと飛び出して見える(〇で囲ったところ)、珍しい現象も観察できました。
天文学が専門ではない私が解説するのはやめておいて、柴田先生のツイッターを紹介します。

3.別館にて
1910年のハレー彗星接近の際に、ドイツから輸入された望遠鏡があります。
ちなみに私は、その1回あとのハレー彗星接近(1986年)の騒ぎは記憶にあります。
さらにちなみに、次回のハレー彗星の接近は、2061年だそうです…長生きしなきゃ!
びっくりするのは、今も太陽の観測に利用しているということで(しかもデータは最先端の研究に利用されている)、
この日も太陽に向けている望遠鏡で、黒点をスケッチさせてもらいました。
もちろん、望遠鏡を覗いて太陽を見ることはできないので(目が焼けます)、紙に投影して、スケッチします。

 別館の18cm屈折望遠鏡について
  このページから、最新の太陽画像も見る事もできます!

望遠鏡は覗いていません
黒っぽいシミのようなものが「黒点」です

柴田先生、ガイドツアーをしてくださったスタッフのみなさま、たくさんのことを楽しく教えてくださって、ありがとうございました。
太陽活動が活発ということは、オーロラ、チャンスですね。
一方で、送電や通信に障害を与えるなどの心配もあるので、宇宙天気予報が運用されているほどです。
 宇宙天気予報(国立研究開発法人情報通信研究機構)

見学は小学生以上です。
本物の装置や現象、天文学の歴史に触れられる、絶好の機会になるはずです。晴れるといいですね。
大人も「ほお~」連発です。

ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展

国立国際美術館(大阪中之島)2023年2月4日~5月21日で開催されている
ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展に出かけてきました。
指定された4枚の絵を除いて、写真OK! というのも嬉しい驚きでした。

私はアートには疎いですが、娘も名前を知っている画家の展覧会には「行っとこ!」という気持ちになります。
だって、画家が暮らした遠くの国に見に行くことを思えば、電車で1時間ほどの場所で見られるなんてラッキーです!

娘は工作や絵を描くことなどが大好きですが、まだ美術館でじっくり絵画鑑賞ができる年頃ではありません。
そこで私たちは、「このフロアでいちばん好きな絵はどれ?」というお気に入り探しをしながら観ることにしています
フロアを出る毎に「これ」「あれ」などを言い合って、「どうして~」と理由をお喋りします。
特別な展覧会は、1回出てしまうと戻れない事が多いので、出口を通る前には、
「今日の中での1番は?」と、もう一度、その絵の場所に戻ります
その後、出口すぐのショップで、お気に入りの絵のグッズを探すのも大の楽しみです。

娘の一番のお気に入り。ピカソ「多色の帽子を被った女の頭部」。その理由は「カラフルな絵が好き!」

子どもと一緒に楽しむ場所として、美術館や博物館などのミュージアムもお勧めです。
もちろん科学館も!
ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展は、子ども(中学生以下)は無料です。
いつもとは違う子どもの一面を見る事もできて、大人にとっても新鮮な気持ちになれると思います♪

ひし餅を3人で仲良く食べる方法

今年のひな祭りも、恒例の大好物のひし餅をゲットしました!
2021年3月のブログ「ひし餅を3つに分ける方法」から2年。
今年も「3人で仲良く食べられるように切ってくれる?」と依頼

今年は下書きは無しのようです。
パン切りナイフで、ひし餅に直接、切り取り線を描いています。
それから、カット。


はい、4つできました。
同じ大きさですね。

「私、2こ食べるから~」「パパとママは1こづつ、どうぞ~」

ええ?

「仲良く食べられたらいいんでしょ」「仲良く食べよ」

2年経って、別の知恵が働くようになっていました(笑)

缶バッジの印刷はツブツブ

仕事で、キッズプラザ大阪にお邪魔しました。
去年2022年の12月11日に「入館者累計1000万人を達成」というニュースをお聞きになった方もいらっしゃるかと思います。

打ち合わせの後、その1000万人の記念缶バッジをいただきました。

家に帰って娘に見せると、「キラキラしてる~」と言いながら取りに行ったのは「虫めがね」。
虫めがねで缶バッジを見ています。
何でも、大きくして見るとおもしろいよね、と思いながら片付けをしていると、
「ママも見てみ!」と、缶バッジと虫めがねを貸してくれました。

何か特別なものが見えるのかな?と思って覗いてみましたが、はて・・・?

「ちがうちがう、こっちの大きく見える方」
と、柄の方にある、倍率が大きいレンズの方を見るように、と。
「ほら、いんさつのツブツブが見えるやろ!」

はあ!!それですか!

「缶バッジも、ツブツブでいんさつしてるんやな~」と、以前、本で読んだことを、缶バッチでも確かめていたのでした。

缶バッジの続きの会話もありました。
娘「1000万の次は、1億やね!
私「1000万を、何倍したら、1億になるんだっけ?」
娘「ゼロが1つ増えるから・・・10倍!」
私「1000万人まで25年くらいかかったらしいよ。ということは、1億人になるには…」
娘「・・・250年?!」
私「かもね!でも最近、お客さんたくさんらしいから、もっと早く1億人になるかもよ!」

みなさんも、ぜひ、遊んで学べるこどものための博物館「キッズプラザ大阪」にお出かけください。

ちなみに、上記の会話にはさらに続きがあるのですが、
娘「キッズプラザ大阪ってことは、キッズプラザ東京とかもあるの?」
私「キッズプラザは、大阪だけだよ~」
娘「キッザニアみたいに、日本とか世界とか、いろんなところにないの?」
私「キッズプラザは、大阪だけやな~…今のところ」

キッズプラザが世界に広がったらいいなと思いますが、今のところ大阪にしかありませんが、大阪駅から1駅(天満駅)なので、大阪にお越しの際は、ぜひ。

アドベントカレンダーで子どもの成長を楽しむ

アドベントカレンダー は、クリスマスまで1日1個、合計24個の窓をひとつずつ開けていくカレンダーです。
お菓子が入っているのをよく見かけますが、今年はお友達に教えてもらったLEGOのアドベントカレンダーにしました。

アドベントカレンダーは、
「いいもの」が入っているのに、1日1つしか開けられない…という、魅惑のカレンダーです。
子どもでも大人でも、誘惑に負ける=1つ以上開けてしまう、ということ、あるあるですよね。

子どもにはその目的を伝えるものの、楽しむものなので、「絶対1日1つ!」「厳守!」でなくても良し、と思うことにしています。
親としては、わが子がどのくらいその誘惑に勝てるのか(負けちゃうのか)を見守れる、おもしろいカレンダーと言えるかも。
年々続けていくうちに、子どもの成長が感じられそうです。
つまり、誘惑に勝てるようになったり、アドベントカレンダーに興味を持たなくなったり(ちょっと寂しい)。

ちなみに、LEGOのアドベントカレンダー、お勧めです。
LEGOの小さなパーツは、LEGOショップでもそれだけでは売っていなくて、
パーツを売っているサイトでは、あれもこれもとポチポチしているうちに、結構な値段になってしまいます。
アドベントカレンダーには、動物や食べ物、変わった形のパーツなどがいろいろ入っていて、大興奮!
持っているLEGOの遊びの幅が広がります。

最終日はサンタを組み立てます

余分に入っていたパーツは…

それから、毎日、開けていて、娘が気付いたこと…
1日分のパーツが入った袋、たいてい、何かが多めにに入っている!
親切だから?
足りないよりマシだから?
小さな部品を、きっちり数えるのは大変だから?
いったい、誰が袋詰めしてくれているんだろう?
と、仕事をしてくれたどこかの国の誰かを想像しながら、その謎について毎日お喋りしています。

Merry Christmas!