ガラスギャラリー

大阪・北浜でお友達に会って、その後、お友達おススメのガラスギャラリー「CuteGlass Shop and Gallery」を見せてもらいました。

明治28年創業で、大阪市北区に本社がある日本精工硝子株式会社のギャラリーです。

でも、単なるショールームではありません。キレイな物、特にガラスが好きな方・探している方、古いガラス・建物に興味がある方、ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。

建物は、大正14年(1925年)に建てられた、そして2017年まで住まわれ続けてきた薬問屋の宗田治三郎の自宅を、かつての趣を残したまま復元されたものです。そのため、一歩足を踏み入れると、ちょっとタイムスリップしたような気分になります。

入ってすぐ、かつて土間だった場所には、たくさんのいろいろなガラス瓶が置かれています。透明感がとても美しいです。

売り切れでなければすべて購入できて、1つ数百円。

この奥には、期間限定の展示が展開されていて、今日は、「硝子の原風景 GLASS Urlandschaft 『駄菓子とガラス』」を見せてもらいました(2019年4月26日までの予定が、延長中だそうです)。

プラスチックがまだ普及していない時代、ガラスは容器として重要な材料だったんだなあとしみじみ感じました。

最近の容器は、ガラスからプラスチックに置き換わることが多くなり、ガラス市場は縮小傾向だそうです。そうだろうなぁと思いました。

これまで私は、プラスチックの化学と歴史についても調査や研究をしてきたのですが、それはプラスチックが良いとか悪いとかを判断するためではなくて、プラスチックの誕生と進化の過程を知るほどに、化学の歴史は人間の歴史だと思わずにはいられなくなり、そこが興味深かったからです。

ガラスとプラスチック、ライバルのような関係なのかもしれませんが、今日の訪問をきっかけに、ガラスの化学と歴史にも興味を持ち始めました。