消しゴム+色えんぴつ→とけました

お出かけ用の娘のペンケース。
いつでもどこでも絵を描いたり、工作できるようにと、えんぴつの他にも、
携帯用ハサミ、色えんぴつ、消しゴム、がドサッと入っています。


先日、お出かけ前にペンケースの中を確認していたら…
「消しゴムに色ついて、ベタベタしてる~!」と娘。
色えんぴつの方も、コーティングがとけてます…


経験のある方も少なくないと思いますが、
消しゴムとプラスチックを、
まあまあの時間、接触させてたら、あかん
というやつを、やってしまいました。
この色えんぴつのコーティング材は、プラスチックか…

普通の消しゴムは、「ゴム」という単語は入っていますが、
今ではもう「ゴム」は使われていなくて、
ポリ塩化ビニルというプラスチックで作られています。
ポリ塩化ビニルは硬いので、
ゴムのようにやわらかくするために「フタル酸エステル」という物質を混ぜます。
(研磨剤として炭酸カルシウムやら着色材も含まれています)

この「やわらかくするためのフタル酸エステル」が、今回の犯人
接している他のプラスチックをも、やわらかくしてしまう…という。

こうなったら、もう元には戻せないので、
色えんぴつのベタベタ部分にはシールを貼り、
消しゴムは“ゴム”全体が収納できるペンタイプに交換、
しました。

当銀美奈子さんの蝶

かれこれ、もう20年くらい前に初めてお会いした当銀美奈子さん。

プラスチック・アーティストとしてご活躍です。例えばEテレの「プチプチ・アニメ」。

「化学と芸術の融合」に関心のある私も、当銀さんと何度もご一緒にお仕事させていただきました。

芸術の中に科学という稀な視点を持って活動されていること、いつも新しく前向きな活動をされていること、尊敬しています。そして、当銀さんの才能に憧れ(私は手先がとっても不器用)、作品を見せてもらうことやお姉さんとしていろいろ教えていただく時間がとても好きです。

先日、当銀さんのお住まいの近くで打合せがあったので、その前にランチをご一緒に♪

食べながら、お喋りしながら、さらさら~っと目の前でこんな作品を作ってくださいました(いつもいろいろな工作道具がカバンから出てくるところも、すごい!)。

チョウチョは付箋紙を一筆書きのように切って、胴体・触覚は1本のストローです。そのストローが、これまた上手いことコップに挟まります。

「すてき~」「作ってみたい~」と思われた方は、当銀さんが作り方をブログで公開されていますので、こちらをご覧ください。私には説明できません…笑

ストロー蝶の作り方 https://kitchenplasticarts.blogspot.com/2019/03/how-to-make-butterfly-from-1-plastic.html