手作りバナナミルクアイス

ここで告白するのもなんですが、料理は、あんまり得意ではありません。

「料理は化学」とも言われますが、毎日の食事づくりは、別…。

いかに時間をかけずに、合理的に、しかし、たくさんの食材を使い、栄養があって、美味しくないと言われないメニューにするか、が普段のテーマです。

そんな私が、偶然、完成に至った「手作りバナナミルクアイス」。

食事ではないですが、お料理ブログでもありませんが、超かんたんで、超おいしくて(何度作っても好評)、私的には感動でした。

子どもと一緒に作れて、シャビシャビの牛乳がフローズンになっていく過程を見るのも、おもしろいです。

■作り方■

1.食べるのを忘れてて、そろそろ限界になってきた(黒くなり始めた)バナナを、1cmほどの輪切りにする。1本分ごとにポリ袋に入れて、冷凍庫で冷凍保存(これ以上は黒くならない)ということにしておく。

2.「アイス食べたい」…と言われたときに、1のバナナを思い出す。

3.フードプロセッサー(的なもの)に、1(1本分)と、牛乳100mlほど(適当でよいです)を入れて、スイッチON。

 *バナナは適当な大きさで残っています(残しているというよりも、残っている)。

 *スプーンですくって積んでいくだけで、私でも美味しそうに盛れます。

以上です。

この夏、親子で実験ぽく、バナナミルクアイスを作ってみてはいかがですか

タマネギ収穫(&新タマネギクッキング)

奈良県生駒市は、今では家がたくさん建っているエリアもありますが、自然がたくさんあります。

数年前、会社員を定年卒業した父は、念願の畑を始めました。

今日は玉ねぎの収穫と、ジャガイモの試し掘り。

ありがたいことに、玉ねぎがどんな風にできるのか、実地で知ることができます。

ジャガイモについては、2株での収量を数えて記録。畑にえんぴつも持参。

そこが、娘のツボのようです。…私も父も、温かく見守ります。

 

ではここで、私の新タマネギクッキングをご紹介します。

すぐできる・かんたん・超おいしい、の3点セットです。

紹介するほどのものではないかもしれませんが、新タマネギと言えば、ほぼ、この食べ方しかしません(笑)。毎回、娘と取り合いになります。

■作り方■

1.新タマネギの皮をむいて、洗って、芯を包丁でくり抜いて、ラップで包む。

2.電子レンジで4分チンする(大きなタマネギなら5分くらい)。

以上です。

タマネギの内部がめっちゃ熱くなるので、冷める時間を考えて食事の30分くらい前に、チンするようにしています。気を付けていることは、そのくらいです。

食べる直前にラップをめくり、半分か1/4に切って、食べます。

去年、妹に教えてもらった食べ方なのですが、妹はドレッシングとかを工夫して食卓に乗せているそうですが、素材の味が抜群なのでドレッシング無しがおススメです。簡単だし。

福井県立恐竜博物館とハンズ・オン

父の転勤で、子どもの頃は福井県に暮らしていました。その後、父の転勤に合わせて関西に住むようになりましたが、私たち家族は福井の雰囲気が無性に好きで、年に1,2回、遊びに行きます。

いつも宿泊するところの近くにあるのが、福井県立恐竜博物館今回も行ってきました。

こちら、1/10に縮尺され、触ることができる恐竜の金属模型。

さわることのできない実物大の骨格標本前に、さわれるように置かれています。

口に手を突っ込んだ娘…「肉食のティラノサウルスの歯は、やっぱり痛い」。

私…「どれどれ・・・、ほんまや!奥歯もちくちくする!」

 

博物館・ミュージアムでは、「ハンズ・オン」または「体験型展示」という言葉をよく使います。私も前職で使っていた単語です。

“hands on!” 「さわってごらん!」という意味です。

博物館は、歴史的経緯から、どの国でも、「ガラスケースに入れられた貴重な遺品や美術品を、大人が見る」という場所でした。今もそのような役割もありますし、そのことを否定する必要はありません。

ただ、小さな子どもたちは「見る」だけでなく「さわる」ことによって、楽しさが、発見が、何倍にも膨らみます。それは「さわる」という行為が、子どもの自発的なもので、その結果として遊びの一種となり得るからです。子どもは遊びの中で、触りながら、あれこれやってみて、何かを感じ、発見し、探索する、という連続した体験を通して学ぶことが少なくないからです。

そして実は、ハンズ・オンは、大人にとっても楽しいものです。

大人も子どもも、心行くまで触って、発見したことを語り合ったら、博物館がもっと楽しくなりそうです。

私自身は経験を通して「体験型」展示から「体感型」展示を目指すようになりましたが、ハンズ・オンはやっぱり魅力的です。国内外の博物館・ミュージアムでは、今日もスタッフのみなさんが、あれこれ考えて、苦労して、ハンズ・オンの展示を開発しているはずです。

堀江ジャンクション メルマガ掲載

「堀江ジャンクション」というグループのメールマガジンに、ときどき記事を書かせていただくことになりました。

今日、私の最初の記事が掲載されました。

堀江ジャンクションは、発起人の方が私のお友達なのですが、インターネットが普及し始めたころ、今おしゃれな街になっている大阪・堀江で活動しようとする人たちと、ずっと堀江に住んでいる人たちが、良い形で共存できる環境を作りたいと思って立ち上げられたのだそうです。

Webデザイナー、アートディレクター、木工会社の設計士、などなどアーティストを中心に、さまざまな方が集まっておられる堀江ジャンクション。

異文化・異分野コミュニケーションが好きな私、とてもわくわくします。

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https://www.mag2.com/m/0000090013.html

4才児・ものの浮き沈み遊び

大阪市内の幼稚園で、「ものの浮き沈み遊び」の実践を見学させていただきました。

私も所属させていただいている「関西融合型研究組織連合」の活動の一環で、実践は大阪大谷大学の小谷卓也先生の主導、私は子どもたちの行動を分析するための定点ビデオ撮りをお手伝いしました。

年中(4才児クラス)が、小谷先生が用意したさまざまなアイテム(野菜やボール、スプーンなどなど)を、水が入った水槽に入れて、浮いたり沈んだりすることを遊びます。

大人にとっては取るに足りない遊びのように思えるかもしれませんが、4才児は違います!

10点ほどのアイテムをとっかえひっかえ、15分でも足りない時間、浮き沈み遊びを楽しんでいました。

子どもたちを見ていて、気づいたこと……子どもたちは「浮く」と喜ぶ!

そして、ビデオを撮っている(だけの)私の方を見て、結果を教えてくれたり、びっくりした目を向けたりしてくれます。その顔や目のキラキラしていることといったら!

子どもが遊んでいる間、基本的に大人は、指示はもちろんのこと、子どもたちに声をかけません。子どもたちが自由に遊び、次のチャレンジができるように、温かい目で見守ります。

子どもたちは、自分で発見したことを、ちゃんと大人に(見ず知らずの私にだって)伝えようとしてくれます。だから、見守っていれば、いつだってその大発見に頷いてあげることができます。

ステキな瞬間だなあと思います。

 

でも実は、子どもたちとお喋りしたいことがありました。「どうしてコレは浮いたのかなあ?」「どうしてコレは沈んだのかなあ?」

子どもたちは、どうやって答えてくれるのでしょうか? がんばって自分なりの説を唱えてくれるのでしょうか?

もちろん、正解を求めているわけではありません。「遊び」というプロセスの中に、考えたり、伝えたり、という流れを加えることで、子ども自身も「考え」「伝える」楽しさを知り、「考え」「伝える」習慣を持つことができます。私たち大人にとっては、その子の感じたこと・考えたことをより深く知ることができ、ますます子どもを愛おしく思えることでしょう。

そんなとき、娘が3歳になった頃「石が沈む」ことについて、このように答えていたことを思い出しました。前職でのブログですが、よかったらご覧ください。

宇宙服(パジャマ)

娘はプリンセス系やコスプレにあまり興味が無いようすですが、

半年ほど前に発見したパジャマ。NASAの宇宙服を着たような気分になれます。

割とリアルに描かれているし、おもしろいなぁと思ったので買ってみたら、こちらはお気に入りに。

宇宙まで行って、ふわふわ浮いてみたいそうです。

NASA公認なのかな、ズボンにはこのラベルが付いていました。

ちなみに、GAPで買いました。

まだ売ってるかなと思って、今オンラインストアを見てみましたが、残念ながら取り扱いは終了しているようです。残念。

加湿器の掃除が好きです

冬は、部屋の湿度が30%台まで下がってしまうので、加湿器2台を動員して、風邪予防です。

もういいでしょう、ということで、片付け。

加熱式の加湿器の片付けには、実は、密かな楽しみがあります。

じゃじゃーん!

加熱部分に、生成物(笑)。炭酸カルシウム(石灰とも呼ばれます)。

サクサクのフレーク状。たっぷり。

炭酸カルシウムは、貝殻の主成分と同じなので、手触りは砕いた貝殻にそっくりです。

本当は、もっとこまめに掃除した方がいいのでしょうが…、好きなんです(笑)。

ちなみに炭酸カルシウムは酸性の水溶液に溶けるので、よくクエン酸を使ってお掃除しますが、私は、ここは化学的手法ではなく、物理的手法。

小さなマイナスドライバーを使って、カリカリするのが好きです(笑)。

ピンク色→オレンジ色

今日もお風呂ネタです。お風呂は、水(お湯)がある、塗れてもOK、気が散るものが無い、大人も一緒にいる・・・とってもいい実験室です。

そして、娘の希望によりお風呂には、コップ、PETボトル、ストロー、ザル、石…など、いろいろな遊びアイテムが常備されています…(掃除が大変)。

さて自宅では、固形の発泡入浴剤を使っています。もともとは、お風呂に入りたがらない娘を、お風呂に入れる作戦として入浴剤のお世話になっていました。

近頃は、お湯に色が付いて、少しづつ溶ける、泡も出る、スペシャルな遊び(実験)アイテムです。

入浴剤の色は、日によっていろいろ変えて、色の違いを遊んだり(実験したり)します。

今日はピンク色の入浴剤。

ピンク色になったお湯をPETボトルに集めて・・・

黄色のコップに注ぐと・・・

オレンジ色に変わります!

今日は、手品っぽく、披露してくれた娘でした。

※お風呂で遊ぶ際には、溺れる、滑って転ぶなどの可能性もあるので、保護者の方は充分にご注意ください。また、遊びに没頭しすぎて、のぼせたり、逆に風邪をひいたりすることのないように、お気をつけください。

リンスで絵をキープ

以前、私が、ゴーグルかメガネかの曇り止めのために、リンスを塗ったことがあったようです。

そのことを急に思い出したのか、最近、お風呂でのリンス中に手で髪の毛をさわり、その指で、鏡やドアに塗ったり絵や字を書いたりする娘。

そうすると、そのあとも、その絵や字だけ曇らずに、ずっと見えるねん!、と発見して、喜んでいます。

でも最後は、お風呂を洗って、さようならです。

みなさんもよかったら、実験してみてください。お風呂タイムが、さらに楽しくなるかも。

花火とサイエンス

花火ってすごく化学なんです。

良く燃えるのも化学反応のおかげ。美しい色や光が出るのも化学反応のおかげ。

ということに気付いて以来、その魅力に取りつかれて、約20年間の「花火と化学」の活動を続けてきました。

この4月に「こどもサイエンスプランニング」を立ち上げた後、約10年のお付き合いになる葛城煙火株式会社の花火師、古賀章広さんからご連絡をいただき、お会いしてきました。

そして、特別に、工場の見学をさせていただきました。

火薬を扱うということもあって、工場は、割と山の中にあります。

ここでは、葛城煙火株式会社2019年度の新作玩具花火の「華ノ音」 製造中。紙の筒の中に、火薬などを詰める作業をしておられます。「華ノ音」を持ってカメラ目線の人が、古賀さんです。

花火作りは手作業です。

ここではまず、空に打ち上げるための火薬を筒の一番下になるように入れてから(向かって左の黒い細かい粒)、美しい光や色が出る火薬の粒(「星」と呼ばれます)を入れて、厚紙でぎゅっと蓋をします。

帰る前に古賀さんが「華ノ音」を揚げて見せてくれましたが(動画)、濃いオレンジ色の光(炭の粉の発光)がキラキラする周りで、緑(バリウムの発光)と紫(ストロンチウム&銅の発光)の光がふわーっとのぼり、心に染みるなあと思ったら、弾ける音で目が覚めて元気が出る、というような花火です(個人の感想です)。

完成した花火、すごい迫力。

最近は、より美しく発色する、希望どおりの「星」を作りたい、ということで、「星」を作る装置も導入して、「星」からこの場所で作っている花火もあるそうです。この装置、金平糖をつくる機械に似てます。使い方も似ています。

ここには、打ち上げ花火の玉を上げるための筒が保管されています。

古賀さんが触っている筒が、3号玉(直径9cm)用の筒で、その左が2.5号玉(直径7.5cm)用の筒。もちろん、もっと大きな玉を上げる筒もありました。

3号玉で、だいたい上空120mほどまで上がり、直径60mほどの花火が開きます。

手のひらに乗るサイズの花火玉なのに、すごいですよね。これが火薬の威力です。

そして、第1回花火会議(?)。たくさんの方に花火とサイエンスを楽しんでいただくために、いろいろ新しいことが始まる予感です。

何か決まりましたら、このブログ・ホームページでもお知らせさせていただきます。

「花火の化学」についても、また改めてご紹介させていただこうと思っています。